別に妬みや僻みで書くわけではなくて
素朴な疑問として記してるだけでございます。
この季節
スーパーのチラシなどでよく見掛けるこのフレーズ。
“秋の味覚”……味覚?
季節ごと、それぞれ旬のある食べ物たち。
それは良く分かる。
ただね、1つ言いたいことがある。
キミだよ、キミ
人間の食の好みは人それぞれなので
それについてツベコベ言うつもりは無い。
でもさ
昔から云うじゃないか。
「匂いマツタケ、味シメジ」と。
いや、この言葉にこそ
日頃、なかなか松茸に手を出せない
僕を含めた庶民の嫉妬のようなものが
含まれている可能性も否めない。
が、しかし、どうだろう。
僕はキノコ類が大好きなので
比較的よく食べる方ではあるけれど
ことさら、松茸を持ち上げる必要があるのだろうか。
普通に『秋の味覚シメジ』で良いじゃないか。
…
…
誤解しないで欲しいんだけど
僕は松茸も好きである。
そんなに頻繁に食べられるものではないけれど
美味しいし、もちろん匂いも良い。
思うに
僕は店側の姿勢、売らんかなのあざとさが
気に入らないんではなかろうか。
いっそのこと
『秋の嗅覚 松茸』って
売り出したらどうだろう。全面匂い推し。
「そうだよね、匂いが良いもんね!」と皆が笑顔だ。
『秋の視覚』だと見るだけなので
ひもじさが増してしまう。
『秋の触覚』だと
店頭でプニプニされてしまって
売り物として成立しなくなる。
『秋の聴覚』だと尚更に切ない。
嗅がせてももらえないし
見せてももらえないし
触らせてももらえない。
僕たちが出来ることは、ただ耳を澄ますだけ。
僕たちに松茸の声が聞こえるだろうか。

