たいへん申し訳ないことなんだけど

最近のはるたろうブログはおシモ関係が続いている。

 

今はもう8月だ。

夏休みに入った青少年が僕のブログを読む機会があるかもしれない。

『夏休みの推薦課題図書』を目指す当ブログとしては

少し方向転換が必要なのではないだろうか。

というわけで

シモシモばっかりしてないでたまには上を見上げてみよう。

 

上を見上げて何が見えるかといえば空。

昼間に眺める夏空はキラキラと青く高く、

モクモクと湧く雲とのコントラストも素敵である。

それはそれで良いのだけれど、夜は夜で澄んだ天体ショーを拝むことができる。

そう、星が織りなす絵画…星座たちである。

 

とか言いつつ、僕は星座にそんなに詳しくない。

そもそもが東京に住んでいる頃は

街が明るかったせいか空気が澱んでいたせいか

星も微妙な見え加減だった。

 

埼玉に引っ越してきて、夜空の明るさに気付く。

夜道を歩いていると月の光で自分の影ができるのだ。

「へー、月ってスゴいな」と見上げると、負けず劣らず星たちも輝いている。

 

ただ、それとは段違いで

福岡に帰省したさいに見える空は星の量が半端ない。

その光景は綺麗を通り越して畏怖に近い。

実家の庭に縁台を出してきて大の字に寝そべると

ビルや家など遮蔽物の無い空は丸く見え、

無数の星に取り囲まれている錯覚を得る。

 

先述したけれど僕は星に詳しくない。

だけど、さすがにこの時期、夏に臨める“夏の大三角形”の存在は知っている。

知ってる?夏の大三角形を。

 

分かるかな、大きな三角形が。

 

て、物知り顔で言ってはいるけれど

僕が実際に見て「大三角形だ!」と思っていた星が

本当の“夏の大三角形”なのかどうか自信が無い。

勝手に選んだ明るめの星3つで夜空に三角形を描いている可能性も否めない。

…いや、それでもいいじゃないか。

夜空というキャンバスに描く絵は自由であっていい。

自由とは想像力だ。想像力とは人が持つ可能性でもある。

なんだけども、『夏休みの推薦課題図書』としては

しっかりとした“夏の大三角形”も押さえておくべきなのかもしれない。

 

上の画像に矢印を補足してみると

分かったかな?

 

これに星図を合わせてみるとこうなる。

こと座のベガ、白鳥座のデネブ、わし座のアルタイル

この3つで構成されている夏の大三角形

 

なるほどねえ…とは思うけども、

夏の大三角形とは別に、気になるのは星座の名前だ。

白鳥座やわし座。線で結んであるから何となくそれっぽいけども

こと座って言われてもねえ…琴だよね、きっと。

昔の人、発想が自由過ぎやしないかい。

 

ついでにと言っちゃなんだけど

この夏の大三角形周囲の星座を見てみると

 

トカゲとかヤギとか…“や”って矢か?

 

矢座らしいです

 

星座って本当に面白い。

任意の星を選んで線で結ぶと、そこに意味が存在するのだ。

矢ねえ…まあ、そう見えるか(苦笑

 

それに比べると、下の方にいる“いるか座”はイルカっぽい。

海面を飛び跳ねているイルカの躍動感を感じる。

 

え?…君はイルカなのかい?

 

いやいやいやいや、君はイルカじゃないだろう

 

躍動感云々の前に君は僕が知っているイルカじゃないぞ。

この“いるか座”。

紀元前1200年頃には既に知られていた古めの星座らしい。

モデルはギリシャ神話に登場するアリオンを助けたイルカのようです

 

…いやあ、神話と言われてもねえ。

神話上のイルカってこんな水木しげるちっくなイルカだったんだろうか。

 

10年ほど前にイルカウォッチングを体験したことがある。

熊本県の天草というところ。

クルーザーというのだろうか、船で沖合を走ると併走してくるイルカたち。

時々、水上に飛び跳ねてくれてなんともまあ愛嬌のある姿を見せてくれた。

少なくとも、星座上に浮かんでいるイルカよりは数倍は可愛かった。

 

なんてブツブツ言うのは野暮なことだ。

星座を描いた昔の人には空にイルカが見えたのであろう。

そこは広大なキャンバスであり、何を見ても自由なのだ。

 

話が長くなっちゃってスミマセン。

最後にこれだけは聞いて帰ってくださいな。

 

イルカウォッチングの帰りに有明という場所を通った。

福岡から車で移動しましたが、えらい遠かとですよ

 

ここね熊本県天草市有明町というところなんだけど

タコがよく捕れるところなんだそうな。

こんなオブジェもありましたよ

 

目の前に道の駅があって

食堂ではタコづくしの定食が食べられたりするのだけど

お土産屋さんに珍しいものが売っていた。

いわゆる煮卵なんだけど、タコの出し汁で味付けしてあるのだ。

珍しいよね。ほんのりタコが香る玉子。

 

店員さんに聞いたけど『珍味たまご』の略で

『ちんたま』という読み方で合ってるそうです

 

珍たま。

そこに何を見て何を感じても自由だ。