休みの日は平日の自分用弁当の用意。

玄米を今日は3合炊きました

 

 

100gずつに小分けして冷凍

 

だいたい8か9包できるので1週間分は充分です。

 

………ここから全く関係ない話を………

 

事情があって1週間に1回、

お年寄りや体の不自由な方がいらっしゃる施設を訪問しているのですが

本来の目的は視覚障害や四肢障害のある人達の方なので

あまりご老人達と関われないんです。

まあ、邪魔になっても申し訳ないので

自主的にこちらから行かないのもあるんですけども。

別に行っちゃいけない事もないので通りがかったときに挨拶する程度。

 

たまに積極的なご老人がいて雑談もします。

それが滅法面白い。

石を売ってた爺ちゃんとか大根で泥棒を追っ払った婆ちゃんとか。

 

「台風でよ、川が決壊して家が浸水しちまって。

上流から豚が流れてきて玄関で引っ掛かってるから

2階の窓から竿で突っついたら流れていったんだよ」って言うので

(去年の台風でも流石にそこまで被害出なかったよなあ)とか思いつつ

「え?去年のですか?」と尋ねると

「なに言ってんだよ!キャサリン台風だよ!!」と。

それ、戦後直ぐの話だ(調べたら昭和22年でした)。

 

あまり喋らないお婆ちゃんが居るのだけれど珍しく僕を手招きする。

「どうしたんですか?」

「あなた、この前○○さんに“女難”の話してたでしょ?」

以前の訪問時に○○というお爺さんが

「若い時にモテてモテて大変だった」という話から

二の腕の傷痕を見せてくれて「包丁で切られちゃってよ」という

尋常じゃない拗れた話を聞かせてくれて

僕がそれに対して「女難っていうか、それくらいモテてみたいもんですね」と答えた。
 
この一連の話をお婆ちゃんは聞いていたらしい。
 
「あー、モテてみたいですねっていう話ですね」
「私、手相を見れるから手を出しなさい」
「え?」
「見てあげるから手を出しなさい」
 
近くにいた施設職員の人が苦笑して僕に目配せをした。
僕は左手を出した。
 
「あんまり怖いこと言わないでくださいよ」と言う。
「……なるほどね…うんうん…へー」と手を見ながら一人で納得している。
別の意味で怖くなる。なんか見透かされてるか、俺。
「あのー…どんな感じですかね?」
「……(フフ)」
 
え?笑った?
婆ちゃん、いま笑った!?
 
「クララが立った」は感動的だけど「婆ちゃん笑った」だ。
絶対になんか見えてる!俺の手になんか見えてる!!
 
「…ど、どうでしょか…
「…いろいろあったんでしょうけど、まあ、頑張りなさい!」
「…は、はい…(なんかすごい漠然としてる)」
「七転び八起き!」
 
どうも僕は今まで7回転んだらしい。
転び過ぎちゃいないだろうか。