一度、高速自動車道で走行中にパンクしたことがある。

 

いきなりドカンっ!!と右後方から音がした。

「鳥かなんかぶつかったかな?」と思っていたら車がブレるブレる。

ガッタンガッタン大騒ぎ。

3車線の一番右(追い越し車線)を走っていたので

慎重に慎重に車線変更していき何とか路肩に到着し停車。

 

車の流れが途切れるのを待って降りて見てみると

右後ろのタイヤが跡形もなく消えていた。なんというイリュージョン。

…いや、驚いている場合じゃない。

なんとかしないと帰れない。

普通の場所ならタイヤ交換しますけど、ここは高速道路の路肩。

100km近いスピードで脇をジャンジャカ車が通り過ぎていく。

まあ、ここは非常電話で然るべきところに電話するのが当然でしょう。

 

受話器をとる。

相手が出た。

事情を説明する。

「それ、なんとか自分でできませんか?」

はぁーーーーーーーーっ!?

 

この電話はどこに通じたのか?

近くの民家か?

民家に通じちゃったんなら謝る。頼もうとした僕が悪い。

でもさ…

いや、いいよ、いいよ。

やればいいんでしょ。

 

ガチャン!と電話を切った。

これで事故ったら末代まで奴を恨む決意で臨む。

 

ハザード付けて、三角板を立てて

いや、それにしても怖いな。

ビュンビュンと車が風を巻き起こして真横を通る。

ジャッキをセットし…あ、車留めをかませないと。

スペアタイヤを取り出して、そして大きく深呼吸。

 

たぶん通り過ぎる車の中から僕を見た人達は「こんなところで……」って思ってることだろう。

文句がある人は奴に言って欲しい。

 

あまり手間取るのも事故の元なので頭でシミュレーション。

あーして、こーして…ああ、先週たべたハンバーグは美味しかったなあ。

いつの間にか、シミュレーションが走馬灯に。

幼少期は高見沢俊彦さんみたいにロン毛だったな…

 

よし、意を決して。

なるべく車に対して身体を平べったくし車道に出ないように。

下手するとお尻を持ってかれる恐れがある。

 

ボロボロになったホイールを外しスペアタイヤをセットしていく。

轟音を撒き散らしてトラックが真後ろを通過していく。

 

ドラマとかだと親切な人が車を停めて手伝ってくれるのだが今は現実。

僕は孤独に作業している。

自由律俳句でいえば『咳をしても一人@尾崎放哉』であるよ。

 

時間にすると10分くらいだっただろうか。

僕的には1時間ほど経過した気分。

なんとかかんとか交換終了。

 

いつもなら普通にできる作業を特殊な状況下で行うという怖さ。

食卓でなら普通にご飯が食べられるけど、東京タワーの天辺だったら絶対無理でしょ。

たぶん手が震えて箸でお肉が掴めない。

 

いま考えると面白い経験だったけど

もう2度とあんな目には遭いたくない。

 

それ以来、僕はタイヤにはうるさい男になりました。

タイヤ溝、空気圧いちいちチェックする。

 

んで

なんの話だっけか?

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海!!
断然、海だよ。
海に向かってひた走り視界が開けた瞬間に見える海。
 
海だーーーー!!って大喜び。
春夏秋冬、いつ行ってもいいよね。