犬を連れた少女の話 | うさぎのダークソウル DARK SOULS 3

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私が13歳のときのお話です。

その日も私は犬の散歩をしていました。すると向こうから、私と同じ種類の犬を連れた10歳くらいの女の子が歩いてきました。会話をしてみると、私の家から1ブロック先に住んでいて、毎日夜遅くまで誰も家にいなくて寂しいとのこと・・・ せっかくなので、一緒に犬を散歩させたあと、彼女を自宅に連れて帰りました。家族は歓迎してくれて、私たちにお茶とお菓子を出してくれたのですが・・・

ふと、その子を見ると・・・

キットカットを紅茶にドップリつけて、溶かしながら食べ始めたのです (・・;) それも自分の口の周りだけでなく、服や椅子にまでチョコレートをなすりつけながら

さらに驚いたのは、そのドロドロになったキットカットを、自分の犬にも食べさせたことそのとき、彼女の犬が異常に太っている理由が一瞬でわかりました・・・

じつは、お話はこれからが本題です・・・

その子、それ以来毎日、犬の散歩の途中に私の家を訪ねてくるようになりました (・・;) 当時私は慣れない言葉の勉強で忙しく、新しい同級生との関係を大切にしていたので、毎日彼女とばかり会うわけにもいきません。

ルルルルルルルル

インターホンが鳴るたびに、映し出される彼女の姿。本人に悪気はないとはいえ、毎日なんども訪ねてこられると、かなりのプレッシャーというか恐怖すら感じます

見かねたメイドさんが居留守を使ってくれましたが、そうするとまた二時間おきくらいに訪ねてきて、夜の十時すぎに来たこともありました。さらに、私の部屋の窓が開いていると、外から声をかけてくるので、そのうち部屋のカーテンを昼間から閉めることに (-_-;)

まだ社会常識もわからない子どもであること、平日は両親が夜遅くまで家にいないので時間を持て余していること・・・ すべての事情を理解していたので、

彼女の行動は、とても迷惑である

という事実を、私はもちろん、周りの大人たちも注意できずに数か月が過ぎました・・・

そのうち近所で同世代の友だちを見つけたらしく、私の家には来なくなりましたが、とても可哀そうな子だと思いました。他人への接し方も、お菓子の食べ方も、犬のエサのやり方も、なにひとつ親や周囲の大人から満足に教わったことがないのです・・・

そして、後日知ったことは、彼女が近所の人たちから迷惑がられたり、嫌われていたという事実・・・ 本人だけが自分の非常識さに気づかず、周囲から疎まれたり嫌われるなんて、とても不幸なことです。 もし彼女が十代半ばの男の子だったら、ストーカー扱いされていたでしょう・・・

昨日、こんな昔の出来事をふと思いだし、「そういえば、犬を連れて毎日うちに来た子おぼえてる?」なんて弟と話していたので、思わず記事にしました。