毎週原則土曜日は、婆を乗せて買い物に行く。


93歳になる婆を放ったらかして置くわけにもいかないしね。


車内では話したいから、助手席に座る。


タクシーみたいに、後部座席に座ってもらったほうがありがたいのだが。


普段は家庭内別居なので、こういう買い物時には、話が止まらない。


私は無言のままでいる方が嬉しい。


話といっても、ろくな話がないのだから。


愚痴と悪口と知らない人の話が殆ど。


否定したり遮ったりすると、例の「死んだ方がマシだ」発言が来るので、やりにくいったらありゃしない。


今回の放言は、「独身者は、一人前とは見なされない」というものだ。


我が村では、保健補導員なる役が女性が担当することになっている。


数年後には、家内が担当するのではないかと考えているようだ。


「Aさんは?」と言うと、「あの人は独身だからダメだ」

と言ってきた。


「何故」という質問に対しての返答が、上の言葉である。


バカバカしい。


裏の息子(アラ還)は、早稲田大学卒。


帝王切開で生まれたらしい。


「生まれた時に(通常分娩でないので)頭を締め付けられなかったから、賢いんだ」


「B(私の実姉)は、鉗子で締め付けられたから、頭が悪いんだ」


バカバカしすぎて反論するのもアホらしい。


下らなすぎたので、「ハァ」とか「へぇ」とか適当な相槌を打っておいた。