婆が、「隣の家の人は良い死に方をした」と言った。


婆が言うには、隣の婆さんは息子が出かける前に呼び掛けたときは生きていたが、帰宅したら死んでいたらしい。


短時間で死んだので、苦しまなかったのだろうと想像しているのだ。


うちの婆も、そのように死にたいらしい。


ピンピンコロリってやつだよね。


それは死ぬ方にしては良いかもしれないが、残された側としては困るよね。


私としては、病院に入院し、余命数日と言われてから徐々に衰弱しなくなるのが良いと思う。


死ぬのに良いも悪いもないだろうが、心積もりが出来るという意味合いである。


人は誰もが死ぬが、余命が短いならばその分親孝行をして、気持ち良くあの世に旅立ってほしいと思っている。


朝起こしにいったら亡くなっていたというのは困る。


入浴中に、亡くなるのはもっと困る。


さて、うちの婆も93歳。


いつ天国に行ってもよい歳である。


「いつ死んでもいい」と言いながらも、健康情報にはやたら詳しく、その教えを取り入れているんだよね。