みなさま、こんにちは!宇川由真子です。
”埴生の宿”と言う曲をご存じいらっしゃいますか?
名作映画「ビルマの竪琴」のクライマックスの歌
元は、イギリスの「ホーム・スウィート・ホーム」
と言うオペラの曲。
*埴生:粘土性の土
*宿 :家
*埴生の宿=土で塗ったみすぼらしい家
その美しい日本語の歌詞に、感動
みすぼらしいけれど、豊な心の拠り所(よりどころ)としての家。
貧しくとも、我が家が一番!
日本人の心の歌
花鳥風月が散りばめられております。
一番の歌詞は、春の情景を
二番の歌詞は、秋の趣を
以下は、埴生の宿の歌詞です。
埴生の宿も わが宿
玉のよそい うらやまじ
のどかなりや 春のそら
花はあるじ 鳥は友
おお わが宿よ たのしとも たのもしや
*玉の装い:宝石を散りばめた装い
*うらやまじ:羨ましくない
*楽しとも:豊か(古語)
ふみよむ窓も わが窓
瑠璃の床も うらやまじ
きよらなりや 秋の夜半
月はあるじ むしは友
おお わが窓よ
たのしとも たのもしや
澄み切った夜空の表現が秀逸です
*瑠璃:宝石
*きよら:気品のある第一級の美しさ
*きよげ:きよらよりは、少し劣る美しさ
04_18 小鳩くるみ 埴生の宿 童謡・唱歌 - YouTube
小鳩くるみ氏の”埴生の宿”は、心に響きます
源氏物語、桐壺より
世になくきよらなる玉の男御子(おのこみこ)→
ずばり、光源氏の事、最上級の美しさなのですね!
”きよらなり”とは、何と美しい響きでもあるのでしょう
幸せな結婚へ!