みなさま、こんにちは!宇川由真子です。
朝日新聞、2018、5/16の斎藤薫氏のコラムより。
ハグという習慣のない日本人は、人の心の温度を
体で教えるため、「ギューする」から始めるべきである
前略
例えば、親しい人のご家族が亡くなった様な時、
お通夜や告別式で、深めのお辞儀をしながら型通りの言葉を
口にするのがやっとである自分に、いつもいつもふがいなさを感じる。
むしろこういう時、相手を黙って抱きしめることができたら、
多少とも思いが伝わるのにと残念に思うから。
日本ではまだまだTPOを問われるから、違和感なく
ハグを差し込むのはとても難しい。
かくして日本はその分だけ、
人間関係の心の温度が何度か低い国と思えてならないのだ。
そういう意味では親子間の「ギュー」は、
突破口となるかもしれない良い習慣。
単なる抱っこではない、明快な意思を持って相手を抱きしめ、
愛情をカタチとして温もりとして、日々伝えていく。
中略
言葉なく、気持ちを絡ませ、お互いの温もりで、
ほんの数秒間でも温め合う素晴らしさを私たちも知るべきだから。
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