唐突だが、
ロマン・ポランスキ―という映画監督がいる。
映画「水の中のナイフ」(1962年ポーランド)の監督だ。
映画の内容は、、、
裕福な夫婦がヨットで週末のクルージングを楽しもうと
した矢先、ひょんなことから拾った若い青年。
結局3人でクルージングを楽しむ事になり
やがて妙な軋轢が生まれ3人の関係は微妙になっていくが・・
と大雑把にいうとそんな内容
「若者の理由なき反抗 X 大人のしたたかさ」
この二人の男の内面の葛藤に「醒めた女性の視点」が絡む
そんな雰囲気が主軸となりながらも多くを語らず
他愛もない3人のやりとりで話は進んでいくのだが
見渡す限り海に囲まれた沖での出来事が孤独感を漂わせつつ
後半の男と女の関係の描き方が凄くイイ感じなのだ。
なんというかプラトニックに見せながら
凄くセクシーな雰囲気が醸し出されていると言うか
なんだかドギマギする内容だった。
白黒の画像で終始"絵"になる映像なのも良い。
映像の1コマ1コマが凄くカッコイイ撮り方がなされていて
全編奇妙な”静けさ”の漂うお気に入りの映画です。
このロマン・ポランスキー、近年の作品だと
「戦場のピアニスト」(2002年)や
「オリバー・ツイスト」(2005年)などが有名だが
ナスターシャ・キンスキーを美しく撮った
「テス」(1979年)や、ハリウッド第1作となる
「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)もよく知られるところ。
私的にはマンソン・ファミリーに殺害された
シャロン・テートの旦那だったってのが印象深い。
「水の中のナイフ」も
ポランスキー目当てだった訳ではなく
「灰とダイヤモンド」「夜行列車」「夜の終わりに」
といったヌーベルバーグ期のポーランド映画にハマった時に
観る事ができた。
フランスのゴダールからの流れで
なぜかポーランドのアンジェイ・ワイダにハマり、
一連のヨーロッパ版”ロスト・ジェネレーション”的な作風の
虚無感漂う作品を追い続けていたらぶつかった作品だった。
そういえば最近映画観てないな。
私的好みでいうと
フランスのゴダールに代表されるヌーベルバーグとか
イタリアのフェリーニなどの不条理かつダダな世界観
ポーランドのジャズと共に虚無感漂うムード(komeda!)
イギリスのスインギン・ロンドン時代の
モッズ・テイストを感じる映画とか
アメリカならイージー・ライダーの流れを汲む
ニューシネマチックなロード・ムービーとか・・
そんな系統の映画よく観てきたけど
・・観たい映画まだまだあるな。キリがない。
映画館で上映しているような映画は無いけどな。
あ。あれ観てない。バーダー・マインホフ。観なきゃ。
DVDもう売ってんのかな。
近年のお気に入りの映画は間違いなく
「CITY OF GOD」でキマリだな。・・もう結構前だな。
まぁとにかくポランスキーの映画、当たり外れは有るものの
「水の中のナイフ」はフェイバリットな映画な訳です。
最後に
ポランスキーの映画で
「反芻」(英1964年。原題:Repulsion)っていう、
若き日の美しいカトリーヌ・ドヌーブが主役の
かなりサイコ・チックな内容の映画があるのだが
なぜかその"Repulsion"の映像を使って
オーストラリアン・爆裂ポスト・パンクバンド
THE BIRTHDAY PARTY の代表曲がUpされていたので
紹介しておく
ZOO MUSIC GIRL