THE LAZY COWGIRLS/radio cowgirl
1989年リリースのLIVE音源+α
全19曲入りCD
1981年にインディアナポリスで結成、
1983年に拠点を L.A.に移しFLESH EATERSや
JEFF DAHLらと共にシーンを盛り上げる。
3rdアルバムに続いてリリースされた本作は
ライブ盤という事もあり彼らの魅力を
余すところなく伝えてくれる。
ちなみにカウ・ガールズと名乗っているが、
メンバーはオッサンだ。
真ん中で歌ってる禿げた人がボーカルだ。
そんな見た目に反して中身はすこぶるカッコイイ!
ちょっとファニーながらも渋い唄声が魅力だ。
さらにバンドがシンプルながらもツボを心得た演奏で
まるでラモーンズがストーンズの曲をパンクにして
よりガッチリした演奏で聴かせたかのような音楽性は
タフ&ワイルド!
土煙あげて疾走していく。
ギターの音も分厚くて古さを感じさせない。
ライブではラモーンズ、セインツ、エレベーターズの
曲のカバーも聴け、12曲目以降のスタジオ音源でも
13曲目のニューヨークドールズ、17曲目のキンクス
のカバーと聴いててわくわくする楽曲がそろい踏みだ。
ルーツ・ミュージックを巧く消化したうえで鳴らされる
そのハードでラウドなロックンロールは
アメリカのバンドならではの旨味がある。
まるでジューシーなホットチキンのように香ばしい。
リスペクトだ!
