takeo

先日竹尾のペーパーショーへ行って来た。
年に1回、青山のスパイラルで開催される紙のショーである。

その年毎にプロデューサーが変わり、色々なテーマでショーを展開する訳だ。
ちなみに、今年は秋田寛氏。
テーマは「紙のアンバランス。人のアンバランス」
紙の物理的側面と紙を使用する人の心理的側面を「アンバランス/バランス」という言葉で大きくとらえ、紙そのものの価値を再認識・新発見するとの事。

DMなども至ってシンプル。
白い紙にスミ文字。
シンプルなのは結構だが、もう少しひっかかりが欲しかったという印象。

全体的にはまとまっており、それなりに面白かった。
1部のコーナーでは仮想ではあるが、
クリエーターが実際の企業に提案するというもの。
仮想クライアントは和菓子の虎やから、AGATAなど幅広く、
それぞれ知っているだけにリアリティがありなかなか興味深かった。

紙好きにはたまらないショーなのだが、
私が注目した紙は熱を加えた部分が透過するというファインペーパー
蜜ロウを塗られたかのような透け感が良い。
紙全体に細かく模様を施すもよし、スピカボンドなどのように透かしを入れるもよし
デザインの可能性に胸が踊る。

手で触る。感じる。目を凝らす。香る。紙のかすれる音を聞く。
実感がある。実体がある。
今のようなネット社会だからこそ
手の中に存在があると言う事に、より重みがあるのかもしれない。