野暮用で浜松に来ています.餃子食べてます.

定期的にこういう出張があるのですが,同じ業界の色々な人と話ができて,面白いです.

今回は比較的アカデミアの先生が多く,話題は最近の大学事情.どうやって学生を呼び込むかなど,大学も黙って学生を待っている訳には行かないご様子.

その一環かどうかは分かりませんが,最近は大学や大学に附属する研究所がゆるキャラを作ってるのだそう.

静岡大学には『しずっぴー』,大阪大学には『ワニ博士』,東京大学物性研究所には『物性犬』などなど.

さらに話は兵庫県にあるSPring-8/SACLAというX線自由電子レーザ施設に.弊社も特殊な分析の際には使用している高度な設備なのですが,ゆるキャラを遥かに超越して


ここまで行くと,もはやPRと言うより…w
僕は中学受験を経て,6年一貫の(地元では)名の知れた進学校に行きましたが,6年間地を這うことになりました.

底辺の人間は切り捨てるような学校でしたので,やる気も削がれて…

近くで遺跡が出ると(大型道路建設とかするとすぐ出たんです)発掘に参加してたような中学生が,何故か理系に進んで(親からのバイアスあり),大学入っても上面の勉強をして,やっと4年生で実験が楽しくなり,大学院を最後まで勤め上げました.

エンジンかかるの遅すぎました.


親も修士くらいは考えてましたが,その先は…
正直,日本ではメリットはほぼないです,残念ながら.

親は進学を反対しましたが,僕は自分で決めて進みました.自分で決めたから続けられたのでしょう.

Ph.D,それは世界に出てこそ大きな力を与えてくれる.決して足の裏の米粒ではない.



例え凄い環境を与えられても,思想が合わなければマイナス効果,腐ってしまっておかしくない.
でも,マインドが変えられればそれが推進力になる.簡単な事では無いけど,自分で決める事は絶対に必要.そしてそれはいつでも遅くない.
やはり間違いないと思います.
あの志,目指す姿を現実にしなければなりません.

やがて来る決戦に勝てるよう,応援してます.いずれ日本を支える財産ですから.
そのうえで,全体の底上げを意識出来る人材が増殖して欲しいです.