これが現実だと思います.

ある記事を読んで,そう思いました.

技術開発しても,社会のメリットと寛容性,産業の成長の両方が満たされないと,なかなか前に進みません.

マクロで技術の進化やトレンドを理解して,社会にどうインパクトを与え,ビジネスチャンスはどこにあるかを考えないと,技術者は性能を上げる,安く作るを強いられ自分の首が絞まります.

楽しい筈はありません.

かといって新たなビジネスチャンスを求めて,生半可な知識で闇雲に青い海を探しても,青く見えた海に辿り着くのが当たり前.

福沢諭吉は,明治維新の混乱期に「分からない時代こそ学問をやりなさい」と弟子に言ったそうです.

どこまでを学問と捉えるかは別として,自分の分野以外のことも深く勉強する.

先が見えない今,この先数十年活躍しなければならない人が考えなければならないとき.

会社人生ウィニングランに入った(大多数の)人には,もう「考える」ことは出来ない.