朝はホテルの朝食です


セルフサービスのところからはこんな感じで揃えてみる


更に作ってもらうメニューを選べます


母の選んだスモークサーモンとスクランブルエッグ。やっと切り身じゃないサーモンが出てきた


私の選んだEnglish breakfast。ベーコンがハム並に厚切り。そしてこのマッシュルーム炒めが非常に美味しい。作り立てなのでアツアツ。スクランブルエッグは卵二つ使用がデフォルト。それに揚げパンまでありカロリーどんだけw


チェックアウトして、10時にタクシーが来るまで時間があったので近くをお散歩。ベリー類が旬なのかいちごからラズベリーからブルーベリーまで売っている


教会の裏に神父さんのお宅発見。母曰く「社宅ね。」 まあそうですがw ラベンダーの入り口


昨晩歩いて綺麗だったお宅のお庭を母と共に見学


こういうボーダーの作り方は素人さんのお宅でもほんとに上手よね


ホテルに戻ってまいりました。荷物を置かせてもらって二つのガーデンに参ります


来たー!Hidecoteです!


こっちかしら


おおなんか苗売ってる


でも入口が無いなと思ったら違う方向に来てプラントショップに来てしまった。サインはちゃんと読みましょうw こちらが本来の入り口


立派なお屋敷。ここに暮らしてたのかな。入口で入場料を払うと地図をくれます。日本人とわかると日本語の対訳もくれます


素敵なお部屋


こちらもいいね。暮らしてた当時のまんまなのかしら


庭への入り口。The Courtyard


トイレへの小道だったかな。カンパニュラ・ラプンクロイデスですね


うちの山小屋にもある桃葉キキョウだ


ヘリオトロープガーデン。一面に甘い香りが漂います


おお、ホワイトガーデン!


こんな花やら


こんな花やら


こんな花があります。これはアストランチアですが、上二つの写真にあるようにこちら白いコスモス人気ね。Sissinghurstのホワイトガーデンでも沢山植えてたな


お屋敷を臨む。バラが満開


こちらはThe Old GardenといってLawrence Johnstonが好んだArts & Craftsスタイルの余りきっちりしてない自然な感じの庭になっています。またの名を野放図w


確かに自然な感じではある


こことかね


クレマチスの花びらについた水滴がキラキラ光って大変美しかった


The Circleという名の円形の芝生を抜けると


The Fuchsia Gardenですが植え替えたてなのかまだ咲いてなかった。唯一咲いていた一角


おー、The Red Borderじゃ!


花も赤いけど銅葉の使い方が素晴らしい


反対側から見るとこう


もしかしたらこのレッド・ボーダーが一番素晴らしかったかも。銅葉をこんな風に使うなんて発想は無かった


うーん、すごいなあ


こちらはThe Bathing Pool Gardenです。隣のキフツゲートの子供たちが夏になると水浴びしに来たそう


各ガーデンは生垣で仕切られて、Roomと呼ばれる空間に、独立した庭に見えるようになっています、という話を私もネットで読んでなんのこっちゃと思いましたが現地に来てこういうことか!と膝を打ち、その素晴らしさに感動


The Poppy Gardenに続く道にバラのパーゴラがありました


こちらはHydrangea Garden。Lawrence Johonstonはプラントハンターにかなりのお金を費やしたそうなので中国から持ってきたものもあるのかな


この道は確かThe Upper Stream Garden。上流ですね


アヤメは殆ど終わっていたけどここで唯一見かけました


ここからはもうThe Central Stream Gardenかな


まあホスタが見事なこと


ラプンクロイデスの白版かしら


こんな感じで大量に生えている


きっとここに合ってるのね


ここら辺はもうThe Lower Stream Garden。本当に川が流れているんですよ


ここらへんはThe Bulb Slopeだと思うんですが、もう夏なので球根系は終わったらしくデージーが咲いていた


カンパニュラ・グロメラータですかね。またの名をヤツシロソウ。綺麗だね


Mrs. Winthrop's Garden。Lawrence Johnstonのお母さんの名前を付けたガーデンですがお母さん庭造り余り賛成してなかったんじゃ…


でもね、イエロー系のガーデンで大変美しく作られているのですよ


ユーフォルビアとレディースマントルの黄色が輝かしい


ブルーサルビアでアクセント


補完色でブルーを利かせているのが素晴らしい。そしてエリンジュームがとても可愛らしい


隣のガーデンではユリが咲いていた。オリエンタルリリーにはまだ早かったみたいだけど

こちらはThe Winter Border


The Alpine Terraceの端には例のものすごく甘い香りのする花木が満開と、周りに来た時点で香りでわかる
(Philadelphusですね。昨日の日記に詳細あり)


ここはなんだかフランス風かも


ここはThe Stilt Garden。この木の葉の部分を繋げるまで何年かかるのだろう


The Stilt Gardenを抜けると丘陵地帯を臨む広場に出ます。


そしてここにも羊がw


スモークツリーが満開です


The Rock Bank


ロックガーデンというやつですね


強い日差しに映える鮮やかな花が植えてありました


The Long Walk。生垣の高さがこちらと向こうで変えてあり、遠近感を感じさせる作り


Long Walkを抜けると、菜の花畑が広がります。母親はこれが一番気に入った模様。でもこれ多分Hidecoteのものじゃないw







お昼前にレストランチェック。まだ空いている


だが母親がお腹すかないと言うので断念


反対側のThe Pine Garden and Lily poolの方にやってきました


隣には新しく立て直したというThe Plant House


温室ですね


The Rose Walkです。日本語で薔薇の小道


反対側から見るとこう。バラ以外にも沢山の花があります。もうここだけで広大な庭


人のサイズで大きさがお分かり頂けるかと


近くで見るとこう


薔薇の小道だけにバラが咲いています


ルピナスも咲いています


デルフィニウムも今がシーズン


立派に育ってるなあ。やはり日差しが強いからかなあ


こちらはブルーのデルフィニウム。青い空に映えますね


これに参加してみました


ここのガーデンの歴史をボランティアの方が教えてくれます。歩き疲れた後だったので30分くらい椅子に座れて良かったw


お話によると、そもそもはこのガーデンを作ったLawrence Johnstonというアメリカ人のお母さんが二人の夫と二人の子供を亡くした後に、この土地と建物と周りの村(!)を£7,000で購入したそうです。お母さんはLawrenceに農業をしてほしかったそうなのですが、彼は庭作りの方に情熱を傾け、お母さんのお金を湯水のように庭のために使ったため、お母さんは亡くなる前に遺産を信託銀行に預けたそうw 晩年Lawrenceが南仏の家と庭で夏以外の時間を過ごすようになってから、彼がNational Trustに庭を売ろうとしたけれど、そもそも庭を持っておらず「こんなん買ってどうすんねーん」と言うNational Trustと交渉すること約数年。初年度の入場者は1,000人程度(しかも入場料は1シリング)だったそうですが、15年ほど前に匿名のアメリカ人が£1,400万の寄付をして庭がかなり改善され、今や年間入場者数は15万人にも上るそうです。

温室の近くに咲いていたジャーマンアイリス


Kitchen Gardenに来ました


これがイギリスの案山子かw


苗をこうやって育てるのですな


いやー、素晴らしかった、Hidecote。Sissinghurstに習い、そちらの方が英国を代表する庭とあったけど、こちらの方が断然広くて見所も多い。イギリスの庭園を訪れるなら必ず行って頂きたい。そして少なくとも2時間は取って巡って欲しい。こうやって見ると私は全体像ばかり撮っていましたが、一つ一つの花を愛でるともっとかかるかも。

最後にお土産屋さんをチェック


ここでNational TrustのGardensという£30が£12になっている愛蔵版の本発見!Sissinghurstのギフトショップでサインを見かけて欲しかったけど、Homesってのはまだ在庫ありでしたがGardensは売り切れていたんですよねー


そして迷わず購入。しかし人を殴り殺せそうなほど重いw そしてその重い本を担いで今度はキフツゲートに向かうのであった(続く)