⚪︎ほっちで兄が自閉症で存在感がサランラップより薄い少年
⚪︎合唱部の話でしかもNコンの課題曲が手紙
⚪︎しかも五島列島の離島が舞台
となったら感動青春物に仕上がらない訳が無い。というかなんだこの文部省が決めたのかと言う位のあざといまでの完璧な設定。あさのあつこのバッテリー並にヒットして漫画化されて映画化されるのが最初にわかるぞ、と思って読んだらやはり感涙。歌を届けるの時点で涙腺崩壊し、ぼっち兄の前でみんなが合唱する所で号泣。

うーむ「風が強く吹いている」並にやられたと思ったらびっくりなのがこれを実はあの17歳で華々しくデビューしてミステリ大賞取った作品を読んだら余りのグロテスクさにもうこの作家の本は2度と読むまいと思った乙一と作者が同一人物だったこと。やはり作家と言う生き物は多重人格。

まさか「手紙」を知らない人間はいないと、思うけど念のためのリンク
と言うか、そもそもこの歌Nコンのために書かれたのね