~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔 -395ページ目

近畿大学界隈をぶらり

昨日、以前からおつきあいがありながら、最近疎遠になっていた不動産会社の社長ふらりとうちの会社に立ち寄られました。

「自宅を建てようと思ってるんです」との事

たまたま、何か思う所が有り、最近どうされてますか?とちょっと前に電話したことがきっかけだったようです。

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現場は近畿大学の近くです。久しぶりにこの界隈に来ました。

現地の調査を終え、昼ご飯をどうしようかと考えた所
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「焼マン」なる大阪人以外受け入れられないような名前の店を発見、そこに沢山の学生が昼食を買いにきていました。
ちょっと写っていませんが、左隣にガーデニング用の傷んだテーブルとイスが並んでおり、ここで食べれるようです。

ここの主人、僕が写真を撮っていると怪訝そうな顔でずっとつけてきたので買ったヤキソバを写真に撮ることはできませんでした。

お好み焼き、ヤキソバとも300円、人気のあまから丼は400円でした。
ここの主人が学生と話をしている内容では
「物価下がってきたからなぁ、弁当の値段下げていくで!先やったもん勝ちやからなぁ!ん、君ら今年卒業か、安なった弁当くわれへんから可哀想やなぁ」
と、訳の分からない会話と就職活動について講釈たれていました。

大阪ならでは

途中こんなもの見つけました。

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建設途中で雨ざらしになっている木造の躯体です。


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大きな敷地にもう随分野ざらしになった木造金物工法の柱、梁。
クレテックなのか、SE工法なのかは分かりませんが悲しい表情です。

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筋交いに制震パネルが入っています。さぞかし金額の張る請負工事だっだはずです。

一体何があったのか、そう考えずにはいられませんでした。

ここ近畿大学通りでは、気さくな方が多い所。
「にいちゃん、ええスーツ着てんな!仕事がんばりや~」と、人の服をつまんで自転車で去って行きます。

全く知らない人ですが。

僕も味わうところ

今は少しだけ活気が無くなってきたけど、温かい人情と世間の冷たさ

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木の強さは鉄と同じ?〜神が作り賜いし奇跡〜

木というものがあります。
これを建築で言う所の鉄骨と比べた場合、ほとんどの人が「鉄の方が強い」と答えるでしょう。

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しかしながら、丸太の状態の乾燥した木の強度は、実験でほぼ鉄と同等というデータが出ています。

「鉄は木よりつよい」

この言葉のが揺らいできました。

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しかしながら、木はその強度を落とします。
それは「製材」することによって、「木の節」の周りを補強していた繊維を切ってしまうからです。

この事により、強度が1/3になるそうです。

しかしながらこの木という物、とても良くできています。

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拡大すると、このように空気をたくさん含んだままその強度を発揮しています。
いわゆる「ハニカム構造」というものですが、顕微鏡レベルでこのハニカム構造を作り、建築資材に出来るものを、この値段で作ることはできません。

まさに神懸かりです。

さらに恐ろしいのは

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この木の繊維が、図のように螺旋状に巻き付けられ出来ていることです。

ナノテクノロジーが進んでも、このような事が安価に行われるのはもっと先の未来でしょう。

先ほど、鉄の1/3の強度と書きましたが、セルロースという炭水化物からこれだけの強力な建材が出来るでしょうか?

今の人類の科学では無理です。

そして、鉄に比べ木は軽いので、重量に対する強度は逆に鉄より強いということになります。

「木は鉄よりつよい」

こんな言葉が出てきました。

極論でありましたが、ある条件では鉄は木より強く、木は鉄より優れているということです。

僕はこんな神が作り賜いし奇跡が大好きです。

僕が見つめるもの

当たり前になってしまっている世の中の奇跡

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LDKの呪縛〜恐怖の対面式キッチン〜

今日の内覧会に来られたAさんご夫妻は、現在のお住まいが対面式キッチンになっており、使い勝手が悪いので今度の家ではされたくないとおっしゃっておられました。

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内覧した家では対面式キッチンをしておりません、L型キッチンを壁にまわしております。

住宅を建てられる方はまず、「キッチンは対面式で、リビングは...」とおっしゃいます。

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しかしながら、この対面式キッチン、以外と奥様が孤立されます。

また、リビングのソファセットなども部屋を狭くするだけで、結局脱いだ服をかける場所になっているご家庭も多いようです。

内覧会の家は変形6角形の大きなテーブルを入れ、ダイニングのイスをちょっとゆったりしたものにしていただきました。

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これはソファセット無しで、ダイニングでくつろぐことができるようにするためです。
L型キッチンの動線に沿うようにテーブルの角度をつけているので、おかあさんが赤ちゃんの横に座っても半分向き合ってごはんを食べさせてあげれるようにしています。
また、この大きな3角部分は食事準備の作業台にもなり、家族にそのまま料理を出すこともできます。

部屋も広く使え、キッチンも便利とお褒めの言葉をいただきました。

暮らし向きより「売れたらいい」という消費マインドが不動産屋やハウスメーカーの無責任な広告や情報となって世の中に氾濫しています。

暮らし向きや自分たちの生活スタイルに照らし合わせた時、本当に「LDK+対面式」なんて言葉が出るんでしょうか?

僕がしたいこと

誰かが作ったこのLDKの呪縛を解くこと