3月最後 〜大団円〜 | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

3月最後 〜大団円〜

3月最後の日です。

忙しさの中、告知ができなかった

「一升桝に二升入れる家」




内覧会をさせていただきました。

入居後の住宅の内覧会、たくさんの方々に来ていただきました。

結局、何一つあきらめず作った家は

「かなえる家」という名前になりました。




それは「総て」という言葉にちなみ

「omni(オムニ)」という言葉に集約されます。

何故なら

たった25坪と思われても仕方が無い場所で

1    駐車場2台
2   7.5帖のファミリークローゼット
3   6帖の仕事場
4   天井高3mの玄関
5   子供部屋とは別のキッチンから見晴らせる勉強部屋6帖
6   4.5帖の(子供用)秘密基地
7   広めの主トイレ
8   木につつまれた開放感の高いリビング
9   大開口に面した和室
10 ステージ感のあるダイニング
11 サービスバルコニーを持つキッチン
12 そこに繋がるパントリー
13 ドアを閉めればすべて隠せるキッチンスペース
14 高窓で視線を気にしない浴室、洗面
15 南向きの子供部屋
16 たくさんの収納を持つ主審室
17 太陽光発電設備
18 本来太陽光と同居できないはずの屋上バルコニー
19 仕上げ材はすべて自然素材、無垢材
20 それらと部屋が1階から屋上まですべてがつながっている

この総てを叶えました。

終わってみれば10部屋、8LDKカーポート2台付きという

僕が、建築人生というなれば最大にして最高に難しかった建物でした。

書いていませんが西日、遮熱、デザイン、使い勝手、納まり…
挙げればきりがありません。


それでも、

「建築家の自己満足」に比準しない「建築主による建築主の為の建築家の個性をすべて建築主に捧げた」

そんな建築ができました。

パブリックサーバントという言葉があります。

建築デザインの中でこの言葉をいつからか強く意識して生きてきました。

人のお金で「自分の作品」という

建築家やデザイナーに、かなり強い違和感を感じていたからです。

そういう意味では

自信を持って「できた!」という実感があります。


今日、「笑っていいとも」が終わりました。

大団円

でも終わりは常に始まり。

美しい終わり

満足した終わり

様々な終わりは、終わりの位置が良ければ良いほど、良い始まりを予感します。


僕の二升桝

良き予感と良き力

これら二升を一升桝に入れた事

なにも諦める必要も無く、何も捨てる必要はない

要は納め方だということ