イエとクルマ 〜よく例えるもの〜最終回 | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

イエとクルマ 〜よく例えるもの〜最終回

イエとクルマ ~よく例えるもの~②の続きです。


自分ではなく「他人」

しかも「利益」をスタートにした構成

「住宅の常識」刷り込まれ

そのルール、規定は潜在意識の中で

「私の常識」されてしまいました。


広告やカタログだけでなく

もっともらしい新聞記事や雑誌のコラム

著名人や権威ある人のコメントや話。

よく見れば隅の方に「〇〇会社」「紙面広告」と書いてあったり

「テレビで言ってたよ」といっても提供というスポンサーがあるのを忘れてませんか。


「暮らし方」を問われて行き詰るのに


暮らした事も無い「住宅」に決定出来る「謎」


クルマは純然と「目的地へ安全かつ無事故で到達する」義務を果たさなければなりません。

そしてそれは、誰でもが作ることが出来ません。

なぜなら、即人命に関わる重大な事態につながることを人は皆よく理解してます


よくイエクルマの話に例え聞きます。

階段をこうして、部屋をこう広げて、窓をこう入れて…」

「お客さん、4気筒のエンジンと6気筒のエンジンを混ぜて作れないですよね、ましてやエンジンの設計は自動車会社がして、お客さんがしないですよね。住宅の設計や建築もおなじですよ」

自動車と同じく法律に規制され、人命に関わる重大な事態の責任を担っているからです。


ここはこのメーカーの事例をまねて、ここはこの設計事務所の雰囲気で、ここは…」

「お客さん、ここがBMWでここがベンツで、ここがトヨタだったらおかしいですよね。しかも乗用車と貨物、どっちが必要なんですか?今、車に例えたら建築ではそんな話ですよ」

刷り込まれたおかしな「常識」で、どうも住宅程度なら自分たちで設計できると思っておられるようです。

どんなに車に詳しくとも、「自動車」の設計をする人はほとんどいないのに。


色、形、表面のカスタマイズは「クルマ」と同じです。

「クルマ」と同じく、「イエ」の設計の善し悪しの如何はディテール」にあるといえます。

「暮らし方」「ディテール」

決して他所と同じ「イエ」にならないはず



「常識」という刷り込まれた他人に気付いた時


僕にできること

あなたを理解し、あなたの替わりに設計できること