なかうみマラソン 〜這ってでも進む〜 | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

なかうみマラソン 〜這ってでも進む〜

島根県 安来市で開催された「なかうみマラソン2012」

~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

今年の参加者は5800人を超える参加となり、年々規模が大きくなっていきます。

連日、汐手ガ丘の「カレーライスプロジェクト」で早朝、深夜の現場作業や指示で

全然練習もできないままレース当時を迎えました。

膝に痛みがあり、前日は徹夜明けというコンディションでも

今朝は爽快に起きて準備ができました。

そしてハーフマラソンスタート。

本調子ではないものの、1kmあたり5分20秒ほどで走り


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

7km付近の「カレーライスプロジェクト サルビア~shiosaiの家~」まであと少しという所に来ました。


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

この時点ではペースを維持し、去年の2時間2分を上回れそうです。


しかしながら、レースには魔物が潜んでいました。


10kmぐらいから件の左膝が着地の度に痛みだし

スピードがガクンと落ちました。

それでも何とか心臓破りの坂を越え、下りで一気に折り返し地点まで。


そして、突然

13km超えたあたりから、右足に違和感が走ります。

痛む左膝を無意識にかばって走っていたのでしょう、右足付根に痛みが走り

それでも必至ではしって15km付近で

右足膝上の筋肉がツりました。

がんばって歩を進めると今度は、両膝周囲がツり

走る事ができなくなりました。


これまで走っていて初めて、足がつり動けなくなるという事態に

この2ヶ月ほど、自分が思っている以上に体へ負担をかけてきていたようです。


何とか走ろうとしますが、負担で一杯になってしまった右足は、

ふくらはぎ、太もも外側、あげく足の甲までツッて

全く走れなくなりました。


棄権


という言葉がよぎりましたが、ここで諦めたら今後自分が諦めてもいい人生を

認めてしまいそうなのと

一生懸命応援してくれていた「サルビア内覧会」前の朝日住宅メンバーに

無様であっても「諦めない」で再び通過しようと

何とか歩きだしました。


去年の自分を超えたいと、46歳の僕にはどこかでつまらない欲望があったのだと思います。

ゆっくり走れば、走り切れたはずです。

怪我もコンディションも欲望も全部無様に受け入れて、残り6km

足を引きずって歩き


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

汐手ガ丘「サルビア内覧会」前に辿り着きました。

朝日住宅メンバーの盛大な応援を受け

こんな無様でゴールを目指すこと

恥ずかしい気持ちでいっぱいでしたが

僕は僕の為にも絶対に途中で辞めてはいけない。


これほどまでに走る事が、歩く事がままならないのか

散歩のように歩く僕は、マラソンレースのゴールにふさわしくない

路傍の石のように、ゴールラインを切りました。


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

結果、去年より30分多くかかって、同じ道を走りました。


爽快感や達成感、胸をすくような事は一つもありませんでしたが

「何故かはわからないけど、諦める事だけはしなくて本当に良かった」

そんなマラソンでした。


僕にできること

この後、サルビア内覧会に出たこと