カレーライスプロジェクト番外編 〜めんたいは日本一の技〜 | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

カレーライスプロジェクト番外編 〜めんたいは日本一の技〜

カレーライスプロジェクト

その建設は困難を極めました。

なぜなら、そのすべてがこれまでの常識に合わないことだらけ。

そんな建物の建設に当った大工さんの一人、「後藤時夫」さん。

建設中のある日、棟梁のイケさんが「後藤さん、日本一の腕だからよ、今度見にいったってよ

と見せられた

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寄木細工の案内。

いや、正直、すごいテンションが上がりました。

木工は僕の中にある究極の目標なのです。

何故なら、失われて久しいその日本の技の復活を密かに目論んでいる一人だから。


是非、見に行きますと言いながら、最終日の時間いっぱいになり何とか見に行くことができ

迎えてくれた後藤さんは甚く喜んでくれました。


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すごい…


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とにかくすごいです。

アルキメデス理論における「多面体」を


「木」という不安定な材料でぴったり作り上げています。


5角形のユニットと6角形のユニットを組み合わせたり




24百何十何面体なんていう、よくこんなの作りましたねというものまでありました。


絶句。

凄すぎます。

それもそのはず、後藤さんは
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日本の木工技術選で1位をとった名工で


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内閣総理大臣賞まで頂いたほど、日本に指折りの人だったのです。

圧倒されつつも

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この木工作品展で最も大きな多面体、その直径83cm

これに見入りました。

小さなものや直径30cmぐらいのものより

大きい方が作るのに時間がかかる為、大きい方が作るのが難しいそうです。


そんな巨大多面体を急に後藤さんが

「これ、後払いでいいから持って帰って」

『??』

後払い??この作品、20万円するんですよ!

お恥ずかしい話ですが、20万円の作品買えるほどお大臣ではないのですが

純粋に「かっこいい!!欲しい!」で

出世払いですよと念をおしながら、

ド厚かましい大阪人は作品展からこの巨大多面体を持ってトンズラしたのです。


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今、朝日住宅に鎮座するこの多面体

見る度テンション上がりますね!

うっとりです。


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自分で写真見て、これほどうれしそうな顔を久しぶりに見ました。

さて、出世せねば。


僕が名工後藤さんをして言わしめた事

「カレーライス(サルビア)は二度とコリゴリ!」ということ