馬鹿の壁 〜超絶を超える〜 | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

馬鹿の壁 〜超絶を超える〜

前回書いた連続記事「歯科医院の作り方」で

当社で設計施工させていただいた


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔


「吉田歯科クリニック」
の院長から

直々のコメントをいただきました(沢山書いていただいて、ありがとうございます)


いただいたコメントは、最近歳で涙もろくなっただけでなく


思わず泣きそうになったのと


院長の真実と、僕が突き動かされる想いが通い合っていたことに


心動かされました。


コメントに返信しようと思ったのですが、長くなりそうなので、院長すみません


記事でご返信いたします。


前回、「設計とは何ぞや」は「砕身の心で絞り出されるアイディア」と締めくくりましたが


もう一つ


「完璧に作らない」ということがあります。


手抜き工事をするということでは有りません


どこか「抜けてる」所を残しておく、もしくは強調する、作るということです。


例えば


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔


完璧に見える吉田歯科クリニックも、角度を変えた時


実は「抹茶ロールケーキをまな板の上で切り分けた」という


相反するイメージと現実。


院長に「どこまでも伸びゆくカラー」が見えた

~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

F歯科医院は


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

フラジールの段ボール風イス。

360°から光を取り入れたかったI歯科は


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔
歯科医院にはありえないはずの「どこまでも続く一枚天井」

そのイメージは歯医者なのに「ワッフル」というお菓子。

先日出来た美容室「ブリエ」は
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小柳さんの頭上にはバカでか過ぎるローレルサークレット


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔
天地逆のイメージで作ったI歯科は

36cmのガラス玉が「水滴」


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

白樺が空中に浮いたり、挙げて行けばキリが有りません。

正統、王道の建築からすれば、明らかに「バカらしい」ことですが

これが、この人の精神的エレメントであるから

人は何度も「?」と思い、惹かれるのではないでしょうか。

バカだから、安心して親しめる。

バカを見れば、今の自分を安心できる

バカバカしいから、人は素直に笑えるし

バカバカしくも、人は真剣にになれる。

近寄り難いより、愛すべきバカ。

死を決意するのと、死ぬ事がバカバカしく思えるのとでは

どちらが賢いのでしょうか?

完璧に作らないイコールではないのですが

「バカらしい」この、とてもじゃないですが登り切る自信がない、


僕にできるだろうか

この壁を登り切ること



達人はこれを「無心」と呼んだはず