前を向いて 〜ユニバーサルとバリアフリーの狭間で〜 | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

前を向いて 〜ユニバーサルとバリアフリーの狭間で〜

先ほど、車に乗っていたとき

車道から歩道に上り、その先の病院へと向かう車いすの男性が。

どうしても、車道と歩道の切り下げになっているL型側溝の段差を乗り越えられず

何度もトライしておられました。

よく見ると、下肢両方がないという障害をお持ちで

前のめりになりながら、段差を手で這って登ろうとまで。

当然、車道におられるので車の往来で非常に危険でありますが

斜め勾配がついた、わずかの段差さえ

その、わずかの坂と坂の谷間になると登ることができません。

すぐに車を降り、車いすを押して病院玄関まで。

「ありがとうございました」とお礼を言われましたが

誰しもが誰かを支えて生きていかなければ、五体満足そろっていても中々生きて行くには難しい俗世では

「いえいえ、当たり前のことです」との答えが自然と出ました。


すべての人がそうであるとは思いませんが

この出来事があった場所は真向かいが交番。

中では警察官の方がおられました。


結構長い間、車いすの方は奮闘されておられたのですが

知らぬ顔で事務作業や電話をされておられました。


僕が言いたかった事

前を向いて生きよ

そして、見るべき目と差し出すべき手を使おう