元から間違ってた? 〜住宅は難しい〜 | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

元から間違ってた? 〜住宅は難しい〜

茨木市総持寺で行った住宅内覧会。
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完成あと少しで最終仕上げ中ですが

この設計についてお話を少し。

内部から構造躯体が丸見えのデザインにスタッフ達は

「?」


みんな変な顔をしていました。

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「何かおかしい所あった?」と聞くと

「いや、おかしい…トコないんですが…」

「何か?」

「何て言うか、あの、ザンシンというか…」

工事中、とても人が住む家には見えなかったようです。

こんな工事中みたいな家でお客様が怒り出さないか心配していたようで

工事中何度も「ホントに大丈夫ですか?何かあったらどうするんですか?」

と聞かれました。


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しかし、出来上がって来て、家具やディスプレイを入れ
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簡単でも何かしらのインテリアで
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豹変していく内部に、内覧会当日は全員が

「!」

納得の仕上がりとなりました。


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

今回気がついたこと

それは当社のスタッフの反応は、お客様を含め「日本人」独特の反応ではないかということです。

「壁はこうでないといけない」とか「天井がないのは」とか

「床材はフローリングでないと」「キッチンはメーカー品でないと」など

見た事あるものしかイメージできなかったり、信じれないという独特の反応です。

しかし、僕自身もこれまで

「こんなプランでこんな区画で、こんな内装材をこんな配置で…」とこねくり回して20数年きました。

今回、人を隔てる「配置」も無く

傷つくことを恐れる「クロスや石膏ボード」の壁も無く

有るもの有るがままで

「住む人が決定する」自由があること

僕も住宅設計を自分自身で「難しく」してきた愚か者でした。

これ程までに先が見えず「難しく」考えて来た住宅設計が

単純で何も無いことの前に脆くも崩れ去りました。

これ程までに簡単なことが「難しい」。

「一体、今まで何をやってきたのかなぁ~」


20数年、ずいぶん遠回りしてきたようです。


僕が共感したこと

お釈迦様の手にたどり着いた孫悟空の気持ち

ゼロから出直しです。