知らず知らずのうちに 〜都会は疲れている?〜 | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

知らず知らずのうちに 〜都会は疲れている?〜

大阪市。

日本の中では東京以外「地方」なのかもしれませんが、やっぱり都会です。

日々、様々な問題やトラブルに直面しながら、それに対応し、時には解決し、時には解決できずに過ごしています。

鳥取県米子市。

僕がこの仕事を始めてから、初めて関わった「地方」だと思います。

山陰ではかなり都会なのですが、風光明媚で人口分布も時間の流れも、大阪や名古屋のような都会とはやっぱり違います。

こちらで工務店を営む方と四方山話をしたときのこと

大阪では、こんな近隣トラブルがあったとか、お客様にこんなクレームがあったとか話をしていると

その工務店の方に「こちらじゃ、そんな問題4年に1件ぐらいしか起こりませんよ」と、言われ

さらに「そんなにおかしな人や問題があるんだったら、私だったらやっていけないですね」おっしゃられました。

その方、その工務店で働かれている60前後の方々が、

大阪の同年代の方々と比べて何と「若々しい」ことに気付きました。

僕が生きているこの都会は

誰もが知らず知らずのうちに根深い、そして重いストレスに縛られ、それに縛られていることに慣れ切ってしまい

都会の人は「ストレスの中」で生きていることを忘れてしまっているようです。

心はストレスを閉ざし生きていますが、体はすっかり疲弊しています。

インターネットの情報

携帯電話の即時性

人間のが作り出した叡智は、自らの処理能力を越えました。

偏った情報の取捨選択を生兵法でやってしまい

連絡がついたからというそれだけの理由で、到達相手にすべての責任があると勝ち誇る。

人が人を伝いながら、考え、工夫をする時間を

勝手で偏った考えで、これまた勝手に「正義」を作っている社会に

わずか数年でなってしまいました。


支え合う、助け合う、信じ合う、分かち合う

知り合う、話し合う、認め合う、許し合う


日本にいや、世界中に確かにあった素晴らしき「合う」が

都会ではどんどん

自分さえ、今さえの「さえ」になって行っているのに誰しもが気づいていません。


僕は気づきました

都会にいる皆の顔が地方の人に比べ疲れ、年老いていることを。

誰もが疲れた顔で若々しくないから気づかないだけだったんですね。


僕にできること

あえてこのストレスで振り上げた拳を勇気をもって受け止めること。

人は争いの中からは争いしか生まない

しかし降り掛かった火の粉を払うのも勇気だということ。