22年の歳月 〜同一人物が人違い〜
今日は大阪府八尾市に物件の調査に行きました。
ここ八尾市は、平成2年に大学卒業と共に就職した「ミサワホーム株式会社」で初めて配属された場所です。
右も左も分からずに「家を売る」という営業の仕事に就き、七転八倒した街を少し懐かしく思いながら走っていました。
ミサワホームにいた7年弱で約60棟ほどご成約させていただき、うれしくも懐かしくも、行く先々で僕が契約したお家が建っています。
新入社員当時
運良く契約させていただいた初契約2棟
その後、3棟目がなかなか契約できず、苦しんでいました。
その苦しみの中、半年程たち「自分は営業に向いていない」と思いながら出会ったお客様と狭小3階建をご契約させていただくことになりました。
運良くできた初契約、それはそれでうれしかったのですが
自分が苦しみ抜いて得た契約はまた別の意味でうれしかったことを覚えています。
これも、僕にとって初契約だったと思っています。
その3棟目のお家の近くを偶然通り、前をのぞくと奥様らしき方が花壇をいじっておられました。
スタッフ・イシイが「車は僕が見ているので、ご挨拶されてこられますか?」と聞き
僕は「当然!」と答え、22年ぶりにお会いするかもしれないN様邸へ向かいました。
(覚えておられるだろうか?)
そう思いながら「N様のお宅ですね、奥様でいらっしゃいますか?」
「はい、そうですが?何か?」
名刺を差し出しながら「22年前、ミサワホームに勤めており、ここのお家を設計し、担当したものです」
「?はぁ?、えぇ?」
怪訝そうにお返事をされましたが、間違いなくN様奥様でした。
「このお家を22年前に建てられたとき、キノシタというものが担当しているのを覚えておられますか?僕、22年経ちましたがその木下です」
僕は思い出していただけると思っていました。
しかし、ここから奥様のお答えは
「いえ、あなたが設計なさったの?確かにここの担当の方はミサワホームという会社で『別のキノシタ』さんで、『アナタ』ではないわ。あなたも同じ『キノシタ』という名前なんですねぇ。あなたはお会いしたことないけど、設計を担当されてらっしゃったの?」
「!」
え~!!
木下本人以外に『キノシタ』が居る!!
まさか!
「私の知っている『キノシタ』さんは、とても良くしてくれて、家を建てる一から十まで親切にしていただいて良く覚えておりますが…あなた…どなた?」
「いゃ…奥様…、僕がその奥様の覚えておられる『キノシタ』と同一人物で、家を建てるお世話すべてと、別に設計という部署はありましたが、基本的に『キノシタ』がN様のおうちを設計したんです。僕がその本人なんですよ」
「ええぇ~!あなた、20年も経ってるのにすごく若返って、ええぇ~?!」
いや、若返るはずないんでと思いつつも、いつも僕の恰好がGパンにスニーカー、カジュアルなシャツ着ている出立ちなんで仕方が無いかもしれません。
「お久しぶりでございます!奥様、ご主人様もお元気ですか?」
「びっくりしました!若いおにいちゃんが来てそんな事言うもんだから、全然、木下さんと繋がらなかったわ。私も主人も元気にしてて、息子も結婚して…」
やっと、お互いのそれから話に花が咲きました。
僕は、あの時から22年経ち、その年月を過ごしたお家、ご家族と再会でき、今なおお褒めの言葉をいただけたこと。
これまで、沢山の事がありましたが、今日は「この仕事を続けていてよかった」心からそう思えました。
「主人やみんなが帰ってきたら、今日の事を話ておきます!」
僕もN様の奥様に丁寧にごあいさつし、この場をあとにしました。
この一連の話をスタッフ・イシイにすると
「イイ話ですね~」と言い
「僕なんか、最初のお客様に『君は若いのに融通がキカん!』って言われましたよ」
といつもの裏切りオチをつけてくれました。
僕が得たもの
22年なりの歴史と『キノシタ』という別人がいる情報
ここ八尾市は、平成2年に大学卒業と共に就職した「ミサワホーム株式会社」で初めて配属された場所です。
右も左も分からずに「家を売る」という営業の仕事に就き、七転八倒した街を少し懐かしく思いながら走っていました。
ミサワホームにいた7年弱で約60棟ほどご成約させていただき、うれしくも懐かしくも、行く先々で僕が契約したお家が建っています。
新入社員当時
運良く契約させていただいた初契約2棟
その後、3棟目がなかなか契約できず、苦しんでいました。
その苦しみの中、半年程たち「自分は営業に向いていない」と思いながら出会ったお客様と狭小3階建をご契約させていただくことになりました。
運良くできた初契約、それはそれでうれしかったのですが
自分が苦しみ抜いて得た契約はまた別の意味でうれしかったことを覚えています。
これも、僕にとって初契約だったと思っています。
その3棟目のお家の近くを偶然通り、前をのぞくと奥様らしき方が花壇をいじっておられました。
スタッフ・イシイが「車は僕が見ているので、ご挨拶されてこられますか?」と聞き
僕は「当然!」と答え、22年ぶりにお会いするかもしれないN様邸へ向かいました。
(覚えておられるだろうか?)
そう思いながら「N様のお宅ですね、奥様でいらっしゃいますか?」
「はい、そうですが?何か?」
名刺を差し出しながら「22年前、ミサワホームに勤めており、ここのお家を設計し、担当したものです」
「?はぁ?、えぇ?」
怪訝そうにお返事をされましたが、間違いなくN様奥様でした。
「このお家を22年前に建てられたとき、キノシタというものが担当しているのを覚えておられますか?僕、22年経ちましたがその木下です」
僕は思い出していただけると思っていました。
しかし、ここから奥様のお答えは
「いえ、あなたが設計なさったの?確かにここの担当の方はミサワホームという会社で『別のキノシタ』さんで、『アナタ』ではないわ。あなたも同じ『キノシタ』という名前なんですねぇ。あなたはお会いしたことないけど、設計を担当されてらっしゃったの?」
「!」
え~!!
木下本人以外に『キノシタ』が居る!!
まさか!
「私の知っている『キノシタ』さんは、とても良くしてくれて、家を建てる一から十まで親切にしていただいて良く覚えておりますが…あなた…どなた?」
「いゃ…奥様…、僕がその奥様の覚えておられる『キノシタ』と同一人物で、家を建てるお世話すべてと、別に設計という部署はありましたが、基本的に『キノシタ』がN様のおうちを設計したんです。僕がその本人なんですよ」
「ええぇ~!あなた、20年も経ってるのにすごく若返って、ええぇ~?!」
いや、若返るはずないんでと思いつつも、いつも僕の恰好がGパンにスニーカー、カジュアルなシャツ着ている出立ちなんで仕方が無いかもしれません。
「お久しぶりでございます!奥様、ご主人様もお元気ですか?」
「びっくりしました!若いおにいちゃんが来てそんな事言うもんだから、全然、木下さんと繋がらなかったわ。私も主人も元気にしてて、息子も結婚して…」
やっと、お互いのそれから話に花が咲きました。
僕は、あの時から22年経ち、その年月を過ごしたお家、ご家族と再会でき、今なおお褒めの言葉をいただけたこと。
これまで、沢山の事がありましたが、今日は「この仕事を続けていてよかった」心からそう思えました。
「主人やみんなが帰ってきたら、今日の事を話ておきます!」
僕もN様の奥様に丁寧にごあいさつし、この場をあとにしました。
この一連の話をスタッフ・イシイにすると
「イイ話ですね~」と言い
「僕なんか、最初のお客様に『君は若いのに融通がキカん!』って言われましたよ」
といつもの裏切りオチをつけてくれました。
僕が得たもの
22年なりの歴史と『キノシタ』という別人がいる情報