黄昏の時 〜紺碧に染まる前に〜 | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

黄昏の時 〜紺碧に染まる前に〜

鳥取市の耳鼻科建設の打合せから「ベイサイドスクエア 皆生ホテル」へ向かいます。

客室の金庫の使い勝手が悪いので、その改善を提案に行きます。



20歳から30歳過ぎにかけて、物事の詳細が気になりました。

眼球の範囲ではなく、焦点の範囲にばかり気が行き、全体を感じる余裕がなかったと思います。

この日本には沢山の美しいものがあります。
身近にとても美しいものが沢山あります。

眼球の中いっぱいに広がる風景
全体で初めて成し得る一瞬の構成

若い時の僕は何を見て何になろうとしていたのか。
~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔
この写真の風景も僕の眼球には太陽がこの100倍大きく映っています。
~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔
大国主命を祀る神社に夕日が落ちます。

美しい、目の中いっぱいに
はみ出しそうな程美しいです。

~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔
黄昏の時
人間のサイズを超えた風車が碧に染まって行きます。
~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔
人の叡智も、包まれる大いなる自然の変化に
その存在も美しさも翻弄されています。

過去、僕は何を見つめていたのか
そう自問しながら、この美しさを素直に「美しい」と感じる事ができる年齢になったことを受け入れています。


皆生ホテルに着きました。


~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔 ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

沢山のお客様で賑わっています。

中島社長にも「ホテルは苦言や酷評もあるけれど、総じて好評価です。現在沢山のお客様がお見えですが、これから1年が勝負です。でも、(積極的に)「売る」営業があるホテルなので、色々やれると思います」
などの評価をいただきました。

夜の繁盛ホテルを海辺から見ました。

わざと低く作ったホテルが、皆生温泉で唯一、情緒と自然に近かったことが自分がした仕事について、ちょっぴり安心しました。

僕にできること

目の中一杯の美しさを唯物で潰さないこと

スクエアプラス