デザインと施工、その狭間で | ~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔

デザインと施工、その狭間で

以前、西心斎橋で海鮮居酒屋を作ったことがあります。


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このファサード、さざ波の立体感を出したかったので排水塩ビ管を輪切りにし、さらに3等分したものを貼付けて作りました。

よくよく考えたら、ファサードの壁を少しづつひねっていった上、斜に貼るよう指示したのですが施工が大変なのですね。

今回、初監督のツヨシと大工のセザキくんがこの部品、1200枚を越える塩ビプレートを作りました。

ただ、ひたすら輪切りにする。

ただ、ひたすら3分割する。

塩ビみたいな物、壁に取付けるのどうするの?

出隅どうするの?

1200枚を作るのに夜昼かかり10日ほど。

ツヨシとセザキくんの目がボンボンに腫れ、うつろ。人は単純作業をし続けるとこうなるんだと、変な所で感心しました。
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取付け方、墨出しの仕方は企業秘密ですが、割と簡単に取り付け、剥がれない方法で取付けています。

デザインと施工とを考える時、実際出来るか出来ないか、施工側から考えているようで考えてない人も多いです。

僕は、実際に出来ることで且つ、耐久性があることから考えるようにしています。
そうでないと、結局、お客様の不利益につながると思っているからです。

但し、実際に施工する時、出来るんだけどそこに行き着くまでが大変なことも多々あります。

設計施工だから工事側もその大変な事も目が腫れるまでやります。
それは逃げ場がないから、自分しか受け止めれないからという責任感です。

僕らにできること

大変だけれどもみんなで実現していくこと。