彼への手紙
今日はブログではなく、お手紙を。
服部さん、あなたが旅立って104日目の今日4月3日。
あなたの故郷、川棚の地にまたたくさんの仲間が集まりましたよ。
遠くは東京、鹿児島から約70の連、1500人くらいかな。
どの踊り子も、ステージ裏のあのスロープで出番を待ち、緊張し、気合をいれ
僕の声を合図に意を決し、飛び出して行きましたよ。
いつもと違うのは、そのステージ裏にあなたの写真があったこと。
あなたの表情は去年のステージ裏でみんなに見せていた、優しさと感謝に満ちた
笑顔でしたね。
みんな表舞台へ飛び出す前にあなたの写真を見て、落ち着いたり涙を浮べたり。
踊り終わって戻ってくるみんなの表情は一様に満足気でした。
祭りはれんちゃんが中心となった実行委員会のみなさんが頑張り、何一つ
問題も無く成功裏のうちにおひらき。あなたの代役を務めるべく、かなりの
プレッシャーを抱えていたなかでの見事な任務完了でした。
参加者の口々からも、非常にいい祭りだったとの声がありました。
ただね、同時にあなたがいない寂しさも。
祭りが終わったあと、あなたの孫を抱く娘さんとお話ししたけど、
父としてのあなたの偉大さを改めて実感し、もっとその姿を見ておけば良かったと
言ってました。
僕はあなたとは全く性格も反対なのであなたのようには生きられませんが、
今日改めてあなたのように死にたいと強く思いました。
あなたのように多くの人たちの心の中に生き続ける死に方をしたいと。
だから今この瞬間からもっと精一杯生きようと思いました。
自分の為は当たり前だけど、もっと人の幸せを願いながら生きようって。
そしたら歩く道筋とその道すがら見える風景は違っても、最終的に死ぬときには
あなたが見た多くの人との幸せな時間が見られるのかも。
多分、日常の中であなたの事を振り返って見ることはないでしょう。
でも歩き続けるその道中で、きっとあなたに思いを寄せるでしょうね。
ま、多分に桜の時期には、あなたの眠る川棚温泉で。