ラジオゲスト はつもみぢ原田氏
昨日のしゅうなんFMのゲストは㈱はつもみぢ の代表取締役社長の原田康宏さん。
実は原田さん、きき酒では全国でも名の知れた方で、県内や中国地区での
きき酒大会では優勝の常連さん。全国大会で2位になった程の腕ならぬ
舌の持ち主なんです。
これはご本人曰く、鍛錬して得たものではなく、天性のものだそう。
1819年の創業以来192年間、脈々と受け継がれてきたDNAが12代頭首の
原田さんにしっかりと染込んでるんだなぁ。。。
ところで㈱はつもみぢさんは約200年続く酒蔵ですが、12代頭首の原田さんが
家業を継ぐために徳山に帰って来た時には、酒造りを止められており、
酒の卸問屋として営業されており、はつもみぢブランドはブレンド酒として
販売し保っていた程度だったらしいんです。
家業を継いだ原田さんは決して旨いとは思えないブレンドも止めて、純粋に
酒の卸し問屋での営業を考えていた時期もあったそうです。
しかし、前述のDNAがそうさせなかった!
「こんなにきき酒が出来る蔵元で販売している酒がこの程度。。。
本当に旨い酒を作り、生まれ故郷徳山の、山口県のみなさんに楽しんで欲しい」
そんな思いが込み上げ、一念発起、酒造りに取り組む決意。
しかし前途は多難だったそうです。
20年前まで実際に酒を作っていたとはいえ、それは過去。
蔵や設備も手放し、当然酒作りのプロ、杜氏さんもいない。
普通なら諦めるか、金で杜氏さんを雇うでしょう。
が、原田さんは学校に通い、技術を身に付け、自ら作る道を選択しました。
頼るのは机上の技術と己の舌のみ。
ご自身も半信半疑で取り掛かった酒作りでしたが、一念岩をも徹すんですね。
できちゃった!『原田 』!
それから5年。未だ満足できる酒ではないらしいのですが、毎年その味は
確実に旨くなっているそう。
ご自身は恐らく死ぬまで満足はしないでしょうと仰ってました。
最近の新入社員はすぐに辞めてしまうそうですね。仕事だけではなく、
何事に対してもそんな一面が垣間見られます。単純に我慢が足りない。
一言で片付けるのは簡単ですが、それでは進歩がありませんね。
そんな人には原田さんの事を話してあげたい。
やると決めたことはひたすらに、ひたむきに取り組む。すぐすぐに結果は
出なくても、今日より明日、今年より来年、の思いで挑戦し続ける。
まさに「一念岩をも徹す」です。
同世代の彼は、明日を望むいい顔をしています。
ぜひ搾りたての『原田』を一献やりつつ、また話し込んでみたい。
原田さんの作る『原田』とそこにかける思いはこちら→㈱はつもみぢHP
