急遽、同僚2人と共に四国のとある都市に出張した。


目的は、クレーム処理なのだが、到着早々、明日に備えて夜はホテル近くの居酒屋で作戦会議をもつ事となった。



周りは我々と同様、出張中のサラリーマンやOLたちで満席である。


話題はもっぱら上司への愚痴や仕事の不満だ。



すると、そこへ若い女性が一人で店に入ってきた。


おもむろにカウンターに座り、店主と思しきおじさんに笑顔で挨拶すると、店に預けてある一升瓶を飲み始めた。


その飲み方が何とも様になっていて格好いいのだ。


そして、ピッチがとてつもなく速い。


我々3人は彼女の男前な飲みっぷりに、あっけにとられてしまった。



彼女の一升瓶が「いいちこ」のボトルに変わる頃、さらに2人組のまるでモデルのような女性たちが入店してきて、カウンターに座る。


カウンターは3人の女性たちに乗っ取られてしまった格好となった。


店主がモテるのであろうが、それより彼女たちの飲みっぷりは、半端ない。



我々3人は、圧倒されてしまい、ついに退散する事となった。



夜の居酒屋が、すべて男前な彼女たちに占領されつつあるかどうかは知らない。


しかし、四国の女性たちが、酒にめっぽう強いという事と超美人が多いという事だけは良くわかった。