今日は、アルバイト女性の契約更新に伴う面接をした。



9月末で更新、次の契約期間は6ヶ月だ。



彼女は24歳の若さだが、考え方はしっかりしているし、仕事も全く問題はない。



条件説明の後、双方、更新の意志確認を行い、無事に書類に捺印をもらう。




最後に何か問題はないか訊ねたところ、彼女の発言は、



「毎日の仕事量の差が激しいのが、少し気になっています。」



「仕事が少ない日は、例えば午後から仕事がないという時など、他部署の応援をして、埋めていますが、もったいないなと思っています。」



「プレゼン用の資料作りをもう少し回していただければ、社員の方の負担も減らせると思います。」




というものであった。


要するに、現状は「全体的にヒマで楽」という事だ。




彼女の仕事や時間管理については、正直なところ、部下の係長に一任してしまっており、上手くコントロールできていると思っていた。



しかし、話を聞いて、彼女に申し訳ない事をしたと感じた。



彼女は、アルバイトではあるが、仕事をキチンとこなし、一日を充実した気持ちで終えたいという純粋な労働意欲を持っている。



やる事がない状況は、彼女にとって苦痛なのだ。



与えられた任務を遂行するという事、それは確かにお金を稼ぐための義務なのだが、それ以上に、人として、誰かの役に立ち、社会に貢献するという意欲を満足させる。



仕事をする事で、自分の存在する意義を明確にできるのだ。



我々は、お客様に価値を提供するために働きに来ているのであって、それは、社員であろうが、派遣社員、、契約社員、アルバイトだろうが、立場は全く同じはずだ。



社員たちも、彼女のモチベーションを見習うべきであろう。



いつも仕事が減る事を願い、できれば楽をする事ばかり考えている社員には、到底、彼女の崇高な気持ちは理解できないだろう。