ようやく、私の苦手な人事考課が終了した。
評価対象者が多いので、数値の入力作業だけでも、結構、工数がかかる。
それにしても、以前は今のようにパソコン入力ではなく、手作業で計算をしていたのだから、その頃からすれば、かなり負担は軽減されたはずであるが、それでも、評価そのものは相変わらず悩ましいものである。
本業の仕事のほかに部下の管理業務を行っている「プレイングマネージャー」は、昨今、人件費削減のための組織のフラット化推進による影響もあって、また増加してきている。
実際、うちの会社でも、本来、存在するはずの「主任」や「係長」といったポストが省略され、結果として役職者は面倒をみる部下の数が多くなり、何かと負担がかかる。
ただし、人事考課は丁寧に時間を掛けて慎重に判断していく必要があり、ないがしろにはできないし、かといって、部下の管理のために、本業に影響が出るようでは、本末転倒であり、お客様にご迷惑を掛けてしまっては、プロとしても恥ずかしい。
そこで、必ず「プレイングマネージャー」は時間と自分自身のこだわりとの間でジレンマに陥るのだ。
自分の部下たちには、できるだけ良い評価を与えたい、とはいえ評価は公平に・・・。
おかげさまで、何とか期限までに無事に人事考課を終え、考課票を人事部に提出する事ができたが、半年後、またやってくる。
全国の同志たちは、毎回、どのように乗り越えているのであろうか?
中間管理職の宿命とはいえ、ぜひ人事考課の悩みを共有したいと考えている。