大雨による災害、安保法の成立など、9月に入ってからの日本はかなりの混乱と衝撃が続いている。
そんな中での大型連休だ。
ゆっくりと自分の時間を取り戻すには、良い機会といえる。
普段なかなかできない事や先送りにしてきた宿題などを片付けようと思いたち、まずは以前買ったままにしていた本を読んで見ることにした。
グレッグ・マキューン著「エッセンシャル思考」
~最小の時間で成果を最大にする~というサブテーマの付いたこの本は、現在の我々のライフスタイルに警鐘を鳴らしてくれる。
ついつい我々は、スケジュールを一杯に詰めておきながら、さらに突発的な仕事の依頼や遊びの誘いに時間を費やし、毎日を忙しく過ごしてしまう。
その割に、成果がでなかったり、走り続けているのにどこにもたどり着けないような気がするものだ。
エッセンシャル思考は、すべてをこなす事はできないという気づきをもたらしてくれる。
「何もかもやらなくては」という考え方をやめて、断ることを覚えたとき、本当に重要な仕事をやりとげることが可能になる。
「目前の出来事に何もかもが重要という事はなく、重要なものは少ない」という事も、意外と認識できていないものだ。
その他にも、いろいろな気づきをこの本は私に与えてくれた。
我々に残された時間は、限られている。
シルバーウイークもあっという間に終わり、またスケジュールに追われる日常が始まる。
エッセンシャル思考をぜひ自分のものとして、時間を重要な物事に集中させたいと思う。