今日、ランチ時に食堂で、女子社員がスマホの写真を見せてくれました。


そこには、黄色の「アオザイ」を着た彼女が写っていました。


お盆休みに友達と二人でベトナムへ行ってきたそうです。


会社の時の雰囲気とはまるで違う、若い女性特有の輝きを放った素晴らしい彼女の笑顔の写真が満載でした。



ところで、ベトナムの民族衣装「アオザイ」をご存じですか?


体のラインがはっきりと出るスリムなシルエットで、両サイドのスリットの深いデザインが特徴的な美しい上着です。


私は、正直なところ、チャイナドレスとアオザイの区別がつかなかったのですが、彼女によると、上着はチャイナドレスのような前合わせの「立襟」があるものの、ベトナムの高温多湿の気候に合わせて薄い布地で仕立てられ、下着が透けてしまっており、さらに両サイドのスリットからは脇腹がのぞいているので、目のやり場に困るそうです。


その上着と直線的に仕立てられたズボンと組み合わせて着用するスタイルです。


目立たない位置にあるボタンで調整することで、より密着させて体の線を強調し、効果的に女性を美しく見せる服であり、一度仕立てたアオザイは、1キロでも太ると着られなくなるため、からだを細く保つ事がベトナム女性の風潮となっているようです。


ベトナム航空の客室乗務員や多くの高校の制服に採用されており、女性美を磨くうえで、ベトナムは世界の中でも先進的な国と言えるでしょう。


だからベトナム女性はスタイルの良い人が多いのですね。


シンガポールと比べて、物価も安いので、食事をしても、思ったよりも低予算で済み、お土産もかなりの量を買って来れて、大満足とのことでした。


ベトナムというとベトナム戦争や中国との領土問題などの政治的弱者のイメージがあって、あまり興味が持てませんでしたが、彼女のおかげで、機会があれば訪れてみたい国の一つになりました。