不幸にも自動車保険を使うことになった。
いままで払う(引き落とし)ばかりで
保険屋とのやりとりは初めてだ。
相手のある事故で、先方との過失割合が
争点になっていた。
だが、こちらの契約している保険会社の担当者は
当初から「予防線」を張る発言ばかりで、
こちらの代理者としてまるで機能しない。
こちらが黙っていれば、
先方の言うなりの落としどころ(こちらの過失割合大)に
着地させられてしまう。
ちょっとまて。
お前のクライアントは俺じゃないのか?
そこから先は客である俺が主導権を握る。
もちろんこういったことのプロではないが、
交渉の攻めどころや妥協点(合意形成)はそれなりに心得ている。
事実を整理して筋を通す。
事実を曲げてゴリ押しするのではない。
むしろ、
白を黒と言ってたのは相手方の保険会社だ。
客観的事実の前には相手の主張など砂の城だ。
こちらの主張に加え、要求を明確にする。
その上で、相手が妥協しても良いと思える
「エサ」も提示する。
ちゃぶ台返しでもしない限り、
先方の選択肢は「Yes」一択だ。
最終的に過失割合はこちらのほうが小さくなり、
ほどよいラインで矛を収めて、決着。
なお、解決後、この保険会社は解約した。
保険会社名と担当者名を出さないのはせめてもの仏心。