確定拠出年金の掛け金を毎月会社が払ってくれている。
加えて、投資と節税の意味合いで、マッチング拠出もやってる。
現在の掛け金で、60才まで積み立てた場合の
見込額は資産配分によって変わってくる。
積極寄りであれば、「見込み金額」は高く、
安定寄りであれば、低い。
もちろん、見込みであるから、それは保証された金額ではなく
「目安」でしかない。
さて、その数字を眺めてみて、
今の資産配分からリバランスが必要な感じになってきている。
現在の資産配分のまま運用を継続した場合の
到達見込み(中心値)はなかなか大きな数字である。
(※大小は個人の感覚)
ただ、その下に「ぶれ幅の見込み」があり、
70%の確率でこの範囲に入りますよ、という数字がある。
その幅1千万円。自分にとっては大きな数字だ。
つまりそれだけ、
上がるか下がるかの可能性があるというわけで、
リスク(=下がる危険性)は大きいのである。
では、
リスクを減らすために資産配分のシミュレーションをしてみる。
配分モデルが11段階あるのだが、現在は積極志向寄りである。
ではこれを(積極から安定志向へ)下げていくとどうなるか。
配分モデルを一つずつ下げながら、数字の変化を見てみる。
すると、当然のことながら残高の見通し(中央値)は下がっていく。
だが、ここで気にしたいのはぶれ幅の見込みの下限値だ。
すなわち、
下がったとき、最悪どこまでダメージを食うか、という点である。
それを簡単にまとめてみた。
モデル下げ幅/残高(中央値)現在との差分[万円]/ぶれ幅(下限) 現在との差分[万円]
-1/ -74/ +4
-2/-123/+5
-3/-172/+6
-4/-231/ -6
-5/-288/-11
-6/-336/-14
(以下略)
え?
リスク回避で株式の割合が下がるのだから、残高(中央値)が下がるのは分かる。
でも、今回の試算の目的は
『リスク回避によって下限がどの程度上がってくるか』
であった。
なのに、ランクを4つ以上下げると、ぶれ幅の下限は現在の下限を下回った。
これは予想外。
ついでに言うなら、
ランクを3つ下げても、下限値は6万円しか上がらない。
6万のリスク回避で、見込額が172万下がる。
そう考えると、ランクを下げることに意味があるのだろうか、
という思考に至る。
今回は考慮に入れなかったが、ぶれ幅の上限は
中央値の変動よりさらに大きかった。
(ランク一つ下げるだけで、200万も下がる)
まぁ、
単純にmax値、min値を語っても仕方ないのかもしれない。
確率分布で見ると、積極志向のランクは
下限寄りに分布しているのかも知れない。
それでも、今回のリバランスは見送って
現状維持がいいのではないか、と思った次第。
・・・でも、
これから米国の金利上昇とか、その他の世界情勢から
株価は下がりそうだし、
利益確定しておいたほうがいいのだろうか。