男を知っている男 | seekerのブログ

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雑感、皮肉、ココロモヨウ、好きなこと、お買い得、時事・・・
身勝手な俺が繰り出す、書いた本人もろくに覚えていない言葉の集合体

「ねぇ、独身のいい男いない?」

 

・・・なんだよ、藪から棒に。

お前、結婚したいのか?

 

 

少し前、知人女性と食事しているときに持ちかけられた話。

 

聞けば、彼女の職場にちょっと婚期を逃しそうな

「かわいい女性」がいるとのこと。

 

「とってもいい人なんだよ。

 うちの職場、じじぃばかりで出会いがなくて、

 本人も結婚したい、って言ってるし。」

 

ふうん。

(女が言う「かわいい」はアテにはならないけど)

いくつなの?

 

「さんじゅう※※才。」

 

ほぉ。。。

えっとな、年齢的にちょうどいいのが居るよ、俺の職場。

 

「え、本当?独身?いくつ?」

 

 

おい、お前に紹介するわけじゃないのに、食い付いてくんなよ。(笑

 

大体プロフィール的には合致するよ。

俺の職場だから、(自分で言うのもなんだけど)会社としては まぁ、間違いない。

もちろんどんな大手でもリストラの恐怖はいつだってついてまわるけどな。

それでも、この地域じゃまず上位にくる給料だろう。

そして、こいついつも男とつるんでて、彼女が居るという話は聞いたことがない。

 

 

「うんうん。その人でいい。紹介して。」

 

(だから、お前が結婚すんのか?っての)

 

 

でもな。

これ、気軽に紹介って言っても、これが結婚に至ったら

俺もお前も責任問題だぞ。

 

 

「なんなの?タマがついてないとか?」

 

 

下品なこと言うな。

とりあえず、うちの会社でLGBTは聞いたことない。

(アンダーグラウンドでは知らんが)

 

確かに、こいつはスペック的には問題ない。

容姿だってそう悪くもないし、背だって高い。

だがな、俺はそいつの中身を知ってるんだよ。

外見にも履歴書にも源泉徴収票にも現れてこない

その『人間性』ってやつを。

 

そう。


その男のことをいちばん知ってるのは、

親でも友人でもねぇ、

実は一緒に仕事をしている人間なのさ。

 

 

で、な。

結論から言うと、まず間違いなくこいつは女を幸せにはできない。

 

女癖云々とかではなく、こいつは中味が未成熟のままなんだよ。

そうだな、年齢で言えば小学校4年生くらいだ。

少しばかり知識があって、それを自覚して

口ばかりが立つ子供を想像してみてくれればいい。

 

最初は俺も驚いた。

そしてしばらくそういうのを見ているうちに

「お前、いい加減にしろや」

と、言う手前までいった。

だけど、そう言ったあとの姿が想像できた。

 

 お前も想像してみ。

 説教された小学生男子がふて腐れて口答え姿が見えたろ?

 

そういうのが想像できちゃうような日々の言動なんだよ。

そりゃ、女の前では「男」のカッコするさ。

けどな、もし結婚まで至ったとして

こいつの本性が結婚後に出てみろ、女は不幸だぞ。

 

俺はな、相手の女性のことを考えたら、こいつは100%おすすめしない。

本性がわかるまでの1年とか2年の時間を棒に振らせたとき、

その人が次にいい人に出会える確率は今よりもっと下がることになる。

 

お前その人の2年間に責任が取れるか?

 

 

「彼女、本当にちゃんとしてて、いい人なの。

 そういうコトが分かってる人を紹介なんてできないよ。」

 

 

すまんな。

そういうわけだ。

 

俺の同級生とかだったら結構見込のあるやつは居たんだけど

やっぱりあらかた結婚しちゃったからな。。

 

 

他?

 

やっぱな、職場の独身のやつをぐるっと見るとな、

俺の独断で言わせてもらえば、ろくなのが残ってない。

20代前半とか若い奴でも見込ありそうな奴は

そりゃちょっとはいるけど大体彼女がいる。

 

なんか俺らの世代とくらべて今の若い奴って、なんてのかな・・・

男の俺が見ても魅力がないんだよ。

見た目の話じゃないぜ?

言うことが薄っぺらいんだよ。

覇気もねぇし、自分を守ることにしか頭が回ってねぇ。

 

お前ら、そんなだから女にモテないんだよ。

 

・・・てのが実状だな。

 

 

 

「あーぁ、いい男いないかしら」

 

 

 

お前は自分で探せ。