今回は上体の向きについて書きたいと思います。
皆さんは 「内向」 という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
カービングスキーが登場して、それまで一般的には ゛タブー" とされていた 「上体をターンの内側に向ける」 という動作が、最新のテクニックとして注目されるようになってきました。
その理由としては、
①ターンの内側へ重心を移動しやすくし、カービングスキーの高回転性能を利用しやすくするため。
②ターン内側へ切り込んでいくカービングスキーの特性に体が後れないようにするため。
などなど・・・ が挙げられると思います。
でも、「内向」 自体が新しいテクニックかといえば、そうではありません。
日本では、オーストリアのスキーテクニックの影響が強く、「主に脚部によるスキー操作(バインシュピール)」 が主流だったため、「内向」 は一般的に ゛タブー" だったのだと思います。
しかし、その昔フランスは、ローテーションテクニックを世に出していますし、オーストリアスキー教程 でも 「深雪やスキーを回し始め難い状況では、上体の振込み動作を利用する」 としています。
このように、厳密に言えば、タイミング・運動の量・目的などは多少違うかもしれませんが、「内向」 自体は昔から存在するテクニックなのです。
・・・続く。
次号以降は、現在、自分が意識している感覚を交えて、上体の向きについて書きたいと思っています。
よろしく!