緋色の部屋  ~ A Space in Scarlet ~ -203ページ目

緋色の部屋  ~ A Space in Scarlet ~

趣味の模型を中心に投稿していこうと思います。
よろしくお願いします。

今回は、

九七式中戦車の特攻仕様です。

 

九七式中戦車 チハ 「イリサン特攻」仕様 です。

“ TYPE 97 Chi-Ha IRISAN Special Attack Ver. ”

 

 

昭和20年3月、

バギオ(ルソン島)を攻略しようとする米軍は、

ナギリアン道(9号道路)から

バギオに迫っていました。


4月12日、

敵はM4戦車を先頭として、

天然の要衝イリサン(バギオ西方10㎞)に迫ります。

もし、ここでイリサンの隘路を突破されれば、

軍司令部のあるバギオは、

その日のうちにも敵戦車に蹂躙される

危機に瀕していました。


ここにおいて第14方面軍司令官山下奉文大将は、

直轄戦車隊(戦車第10連隊第5中隊・長桜井隆夫大尉)

に対し、決死特攻隊の編成を命じ

「敵戦車の突進を阻止せよ」と命じます。


選ばれた丹羽治一准尉を長とする11名は、

15日山下大将直々の激励を受け、

恩賜の酒を酌み交わし勇躍出発しました。


搭乗する軽戦車(九五式)、中戦車(九七式)各一両は

戦車前方に爆薬20㎏を突き出した異様な形状でした。


17日午前9時、

M4戦車はイリサン橋西北方200mの曲り角に出現。

その先頭車は日本軍の特攻車の不意の出現により、

慌てたためか操向を誤り、崖下50mに転落。

この機を逃さず、特攻車はM4戦車に突進し、

その第二、第三車に爆雷による体当たりを行い、

隊員は、玉砕、彼我の四車は大破炎上しました。

 

この決死的攻撃によって、

敵の進攻は約一週間頓挫し、

バギオ守備隊は整然と撤退作戦を

行うことができたのでした。

 

捷号公刊戦史では、

この特攻を「戦車の頭突き」と称しています。

 

 

イリサンでの凄惨な特攻に使用された、

九七式中戦車の特攻仕様車を

作りたいと思います。

 

ベースキットはお馴染みの、

フジミ 1/76
九七式中戦車 チハ です。
“ TYPE 97 Chi-Ha ”

 

 

特攻仕様と云っても、

通常の戦車型の前部に、

10㎏爆雷2個搭載した改修車でした。

 

改修車は2両あり、

「1号車」は九五式軽戦車、

「2号車」は九七式中戦車、

となっています。

 

10㎏爆雷の搭載は、

両者とも同じ仕様であったらしく、

今回は九七式中戦車を選択。

 

早速、

パーツを切り出しますか。

 

 

続く。