今回は、

新製品です。

トランぺッター 1/72

12t ハーフトラック　です。

“ Sd.Kfz.8 Schwerer Zugkraftwagen 12t ”

Sd.Kfz.8（12t 重牽引車）は、

第2次大戦中、

ドイツ軍で使われたハーフトラック形式の

牽引車です。

1931年、

ダイムラー・ベンツは重クラスの

ハーフトラック形式の牽引車として、

9tの牽引力を持つ ZD 5 を開発しました。

これは当時のソビエト連邦との密約によって、

ソ連領内のカザンでテストされ、

その結果、牽引力を増した

DB s 7 が最初の量産車として

1934年から生産されます。

数年後に登場した DB s 8 では、

転輪数が一つ増えて6組となり、

1938年の DB s 9 ではより強力な

マイバッハ HL 85 エンジンを搭載。

その改良型である DB s 10 は

1939年に生産が開始され、

これが12tハーフトラックとなりました。

12tハーフトラックは、

15cm K 16や17cm K 18、21cm Mrs 18

重榴弾砲や10.5 cm FlaK 38などの

牽引に用いられました。

生産はダイムラー・ベンツ、

フリードリヒ・クルップAG、

クラウス・マッファイで行われ、

約4,000両が生産されました。

キットは、

発売のアナウンスがあってから、

随分待たされましたが、

今月初めに届きました。

最近の一体成型を多用したシリーズに倣い、

緩衝材で中身が見えませんが、

少ないパーツながら、

高いクオリティを感じます。

特に同社では、

1/35でも

同アイテムをリリースしておりますので、

デキの方は信頼が期待できます。

緩衝材を剥がしてみました。

パーツの簡略化とディテールの両立、

と云う面では、

日本のメーカーも見習うべきでは？

と思わせるパーツ群です。

特に車体とシャシー、

足回りの再現は素晴らしいです。

しかし、

パッケージにある落下防止のチェーンは、

エッチングパーツであるのかな？

と思いきや、

何もついておりませんでした。

しかしインストには、

さりげなく記してあるのですが…

シュピールベルガー著

「DIE HALBKETTEN-FAHRZEUGE」より、

実車写真です。

ドライバーのシルエットと比べると、

かなり大型の車体です。

※全長は7.34ｍ。

模型のコレクションには、

ゼヒ加えたい車輛ですね。

因みにミニスケールでも、

メーカーは違えど、

ドイツで量産された各ハーフトラック、

1t、3t、5t、8t、12t、18t、が、

揃うことになりました。

この12tハーフトラックも、

ハチハチを載せたヤツが出るといいなぁ。

続く。

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