おそらく自分を含めそんな先のことはわからないと思っているんじゃないかなと想像するわけですが、どうしても生きる上で死ぬというのは必然であっていつかは考えさせられることだと思います
先日父方の母(祖母)が胃がんの宣告を医師から受けました。だいぶ進行のペースも早いらしく余命宣告も受けたそうです
去年は何とか病原菌が転移しないようにと両足の切断に踏み切りましたが結果的には末期がん
今どんな気持ちで朝目覚め、夜眠るのか自分には想像もつきません
母方の祖母もがんで他界しました。少なからず遺伝もあり、がんという病気には今1/2の確率でかかるといわれる時代です。その反面でがんは治せる時代にもなりました
それでも末期がんだったり、進行の速さ次第では手が打てないようなことだらけです
母方の祖母が他界してもう5年と半年になりますが、母は今でも祖母がなくなった際に医者に言われたことを忘れないと言います
『これだけ進行していて普通こんなに持つことはない。いい研究材料です』
と。きっと自分がその場にいたら殴りかかっていたと思います
彼ら医者はどれだけ本気で祖母の病と向き合ってくれていたのだろうか
今でもそう思うことがあります
抗がん剤を使えば髪は抜けてしまうので、抗がん剤を使うときは泣きながら使っていましたし、最後は歩くことすらままならなくなってしまった
でも、祖母は僕らの前では病のせいで泣いたことなどありませんでした
年齢に関係なく様々な病が人を死に至らしめます
何年先かなんてわかりません。50年か、30年、5年、明日、わからないけどいずれはやってくるそんな瞬間
こんな記事を書いてなお、死ぬことを考えるのは難しいです
生まれて、生きて、死ぬのは当たり前
だからこそ、生きている瞬間が少しでも長くなるようがんが治るのも当たり前な時代がきてほしいなと思います