同時進行四車輌+アルファ Sd.Kfz. 7/1 完成 | Plastic Squadron

同時進行四車輌+アルファ Sd.Kfz. 7/1 完成

長い道のりでした。Sd.Kfz. 7/1完成です。今回の「同時進行四車輛+アルファ」企画の中で最も時間を費やした車輛がこの対空砲装備のハーフトラック。その割には普通に素組みしたように見えてしまうのはなぜでしょうか?骨折り損のくたびれ儲けってやつでしょうか?いや、いいんです。元のキットをまんま素組みしてみれば、今回の修正箇所の重要性が良く理解できると思いますから。

さて、このキット、ハセガワのミニスケールAFVの中でも初期の頃のキットで、中古プラモデル屋さんの店先に箱無しのビニール袋入り状態でプルプルと震えている状態でいたところを、安価な値段に私が飛びついたのが事のはじめでした。家に帰り、袋を開けてみてびっくり、なんとまぁ男らしいキットであることか、と。荷台の柵の網はモールドのみ、対空砲の砲身は爪楊枝なみ、実車に比べて細部のディテールも結構いい加減、と、前のオーナーさんがキャタピラまでは熱ごてでワッカ状にしてあったものの、途中で投げ出してしまった気持ちが良く分かり、ついつい同情してしまう内容。でも、作りかけで捨てられてしまったキットのことが不憫でたまらず(いや、本当にそう感じる事があるんですよ)、一念発起で制作開始。途中、制作車両数を増やしてイライラする気持ちを紛らわしながらのゆっくり作業。最終的に以下の修正を施した時点で気力が尽きて塗装へと移行しました。

1)対空砲の砲身を真鍮パイプで作り直し
2)荷台の柵とテールゲートを作り直し
3)乗り降り用の手すりを伸ばしランナーで追加
4)窓のガラス面を追加
5)フロント牽引フック作り直し
6)フロントウィンカー追加
7)砲身のフラッシュハイダーを伸ばしランナーで追加

実車に関してですが、8トンハーフトラックとして開発がスタートしたのが1934年。生産当初は対空砲牽引車として配備されたのですが、そのうち兵員輸送車などにも活用されました。この対空砲装備車もそのうちの一つでかなり重宝された車輛であったそうです。ちなみにキットの対空砲装備例は初期型のようで、それまで牽引していた対空砲を荷台にそのまま乗っけたようなもの。後々には荷台上に専用の台座が設置され、一体型となりました。ちなみにエンジンはマイバッハ製。そうです、現在の超ラグジュアリー高級車メーカーはもともと軍用車用のエンジンを作っていたのですね。ロールスロイスがスピットファイヤーのエンジンを作っていたのとかぶります。

塗装に関しては、サーフェーサー乾燥後、影になる部分をタミヤアクリルフラットブラックで塗装。次にタミヤアクリルのジャーマングレーを三段階の明るさで調整しながらエアブラシで塗装し、デカールを貼った後にフラットコートを吹きます。乾燥したらタミヤエナメル「シャビシャビ」フラットブラックでウォッシング、タミヤエナメルの明るめなグレーでドライブラシを施し、備品や細部もそれぞれタミヤエナメルですが、キャタピラと砲身はクレオスのMr.メタルカラーのダークアイアン。ボンネット上の退色表現はクレオスのレベリングシンナーを綿棒にしみ込ませて拭き取りを行っています。その後、あっさりと汚しを入れて完成。

反省点は・・・、キャタピラ、です。キットの物をそのまんま使用してるのですが、ぶっとい輪ゴムにしか見えません。キャタピラをフルスクラッチ・・・、なんて考えてみたのですが、ストレスがたまる事必至と予想して断念。あとはやっぱり備品関係をスクラッチで作ってみても良かったかな・・・。シフトレバーとか、ワイパーとか。ま、以後の課題として残しておきます。

う~ん、完成して一考。私もまだまだ精進せねばならないなぁ。完成しただけでも嬉しいのですが、ね。