(10月8日)
1. 主要指数終値
NYダウ 51,179.87 (10/7 17:30 終値) -341.41 -0.66%
ナスダック総合指数 27,538.691 (10/7 17:15 終値) -61.195 -0.22%
S&P500種株価指数 7,801.77 (10/7 16:55 終値) -17.16 -0.21%
日経平均先物 69,790 (10/8 6:00) -570 -0.81%
2. 前営業日の米国市場概況
10月7日のNY市場は、米長期金利の急上昇と原油高が重荷となり、最高値圏から利益確定売りが優勢となりました。
米10年債利回りは一時5.36%と2002年以来の高水準まで上昇。FRBが公表した9月FOMC議事要旨では、多くの参加者が「年内にもう1回の利上げが適切」とみていたことが判明し、高金利長期化への警戒が再燃しました。
もっとも、急ピッチの連続利上げを想定しているわけではなく、今後の判断は物価・雇用データ次第との姿勢です。
個別では、ワージントン・スチールが決算不振を嫌気され6.9%安。農機・重機株では、規制当局の調査を巡る懸念からキャタピラーが5.8%安、ディアも3.8%下落しました。
一方、マイクロン・テクノロジーはアナリストの強気な目標株価引き上げを受け4.1%高。コンステレーション・ブランズも決算が市場予想を上回り2.4%上昇しました。
ブレント原油は一時102ドルを超えた後100ドル台へ戻しましたが、中東情勢を背景とするエネルギー価格の高止まりもインフレ警戒を強めています。
3. 東京市場の見通し
10月8日の東京市場は、米長期金利の高止まりと米国株安を受け、売り先行のスタートとなりそうです。
7日の米国市場では、原油高をきっかけにインフレ懸念が強まり、米10年債利回りが一時5.36%台まで上昇。高PER株や金融株などに売りが広がりました。
シカゴの日経平均先物は7万円を下回っており、アドバンテスト、東京エレクトロン、ディスコ、ソフトバンクグループなど、前日まで上昇してきたAI・半導体株には利益確定売りが出やすい状況です。
注目された9月FOMC議事要旨では、政策委員19人全員が9月の利上げを支持し、大半が年内にもう1回の利上げが適切になる可能性が高いとの見方を示しました。
ただ、連続的な利上げを急ぐ内容ではなく、発表後の市場反応は限定的でした。ドル円は朝方1ドル=158円前後で推移しています。
一方、個別では好決算銘柄への資金流入が期待されます。ABCマートは上期が増益で着地し、通期経常利益を698億円へ上方修正。
ツルハHDはウエルシア統合効果などで上期経常利益が90%増、三協立山は第1四半期で経常黒字に転換し、すでに通期計画を上回りました。
わらべや日洋HDは通期経常利益を20.9%下方修正し、一転して減益見通しとなったため売りが警戒されます。
また本日はファーストリテイリング、セブン&アイHD、ローツェなど29社の決算発表が予定されており、朝から決算を意識した選別色が強まりそうです。
午前8時50分には国内の国際収支も発表予定。きょうは指数全体を追うより、好業績株、内需株、決算期待株へ資金が向かうかが焦点となりそうです。
4. 市場スケジュール
【国内】
・対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)
・9月の対外・対内証券売買契約(財務省、8:50)
・8月の国際収支(財務省、8:50)
・6カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
・30年物利付国債の入札(財務省、10:30)
・「金融ニッポン」トップ・シンポジウム(日本経済新聞社、13:00)
・9月の景気ウオッチャー調査(内閣府、14:00)
・日銀支店長会議
・10月の日銀地域経済報告(さくらリポート)
・9月のオフィス空室率(三鬼商事)
・8月期決算=ファストリ
・3〜8月期決算=セブン&アイ、ローツェ
【海外】
・米新規失業保険申請件数(週間、21:30)
・8月の米卸売在庫・売上高(23:00)
- 前ページ
- 次ページ