京都FGが発表した「含み資産」
京都フィナンシャルグループ(5844)が、昨年来高値を一気に更新し、前日比8%を超える急騰。
11日の取引終了後、京都FGが発表した内容は、「サプライズ」の詰め合わせでした。
- 純利益の爆増: 今期の連結純利益予想を、従来の450億円から一気に950億円(前期比2.6倍)へと上方修正しました。
- 配当の4倍増: 期末配当予想を40円から140円へ。持っているだけで嬉しい「増配」のインパクトは絶大です。
- 自己株買いの劇的拡充: 取得枠を20億円から150億円へ。期間も9月末まで延長し、会社側の「株価を支える」という強い意志が示されました。
今回の利益爆増のカラクリ、実は非常に「京都らしい」背景があります。子会社の京都銀行は、古くから地元企業を支えてきた経緯から、世界的なゲームメーカーである任天堂(7974)の有力株主として知られています。
今回の修正では、国債の売却損を処理する一方で、この任天堂株を中心とした株式売却益を約1,600億円も計上する見通しとなりました。いわば、長年大切に持っていた「宝物」を、今のマーケット環境に合わせて戦略的に活用した形です。