「あと知恵バイアス」に負けない | 抽象論ではなく具体論での経営改善-SQコンサルティング社長のブログ-

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中小企業に特化した経営改善コンサルティング会社、SQコンサルティング株式会社代表、野村 宜功のブログです。

「あと知恵バイアス」とは、

ものごとが起きてからそれが予測可能だったと考える傾向のことです。


よく野球解説者が「結果論ですが、これはこうでしたよね」と

あらかじめ予測していたようにいうケースや、

誰かが失敗したときに、

「だから私は最初から○○だと思っていたんだ」と

事後的に批判する場合などを指します。


心理学の実験では、事象の予測が当たった場合に被験者は、
発生前よりも予測が強かったと記憶する傾向があることが

わかっているとのことです。


経営者は、何かにトライして失敗することも多くて

後から考えれば、何であんなことしたんだ

(何であんな投資したんだとか、何であんな事業に手を出したんだとか・・・)

ほとんど「あと知恵」で(銀行などから、または社員からも)

批判されるわけで、くやしいのですが、

結果責任が問われるポジションですから仕方がありません。


次は間違わないように、「あと知恵」ともとれる批判を

かみ締めるしかありません。

その上でリスクをとって、またトライするしかないですね。


今回は(今回も?)、ブログのテーマと違い抽象的な話ですみません。