2020年に北京・上海の賃金は東京を超えるとか | 抽象論ではなく具体論での経営改善-SQコンサルティング社長のブログ-

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中小企業に特化した経営改善コンサルティング会社、SQコンサルティング株式会社代表、野村 宜功のブログです。

日経ビジネス5月28日号によれば

2020年には、北京・天津・上海の平均年収が、東京を超えるとのことです。

上海は、ニューヨークも超えるらしいです

(ホワイトカラー中心でしょうけど)。

また、ボストンコンサルティングの2011年のレポートには、

中国の人件費高騰を理由に「米製造業は5年以内に中国から撤退せよ」

と書かれているらしいです。


過去のトレンドがそのまま続くかはわかりませんが、

安いものを中国で作って国内で売るビジネスモデルは、

やはり継続が難しいのでしょうね。

作るのは、ミャンマーやバングラデッシュで

中国市場は、販売対象という傾向が顕著になっていくはずです。


コストで勝負する企業では、

こんなことは当たり前なのでしょうが、

そうでない会社も

中長期で、世界のそして日本の産業構造がどうなるか、

きちんとした見識を有しておくための情報収集を

たまにはしておくべきですね。