4月9日(水) マンチェスター・ユナイテッド1 - 0ローマ(@スカパー)
※2戦合計3 - 0で、マンチェスターUが準決勝進出

(マンチェスターUの布陣)

             テベス

ギグス  アンデルソン  ハーグリーブス  パク
            キャリック

シルベストル    ピケ     リオ    ブラウン

          ファン・デル・サール

 マンチェスターUが、前半途中までの怒涛のチャンスでローマの息の根を止め損ねてPKまで取られたものの、後半にトドメを刺して、順当に勝ち抜け。

マンチェスターU
[試合前]余裕のある状況ではあるが、受け身に立って欲しくはない。もう1点取れば決められるはず。しかし、最終ラインに不安。
 アウェイで苦しんだ前戦リーグ戦から5人も変更してきた。ルーニーもロナウドもベンチに温存する等、余裕のある状況から次戦リーグ戦のアーセナル戦を見据えている様子。やはりアンデルソンを中盤に入れて中盤厚めにし、テベス1トップの4-1-4-1の布陣に変更かな。右サイドにはパク、中盤攻撃的な位置にハーグリーブス、左サイドバックに負傷から復帰後初出場のシルベストル、センターバックにピケが先発。ビディッチに続いて負傷したリオは、間に合ったようで先発させた。Gネビルも、ようやくベンチ入り。
[試合内容]変に守備的な姿勢を見せず、いつもどおり攻撃的な姿勢で入ることができた。一方で中盤の守備意識も高く、相手の攻撃を抑え込むことができている。
 テベスを起点にこれを追い越す2列目のゴール前やサイドスペースへの飛び出しが頻繁で、相手の守備を混乱に陥らせ、前半途中までは怒涛のチャンス連発、一気に勝負を着けそうな気配濃厚だった。パクのアーリークロスから飛び込んだテベスのヘッドは外れ。CKからブラウンのヘッドは外れ、同じくブラウンのボレーは空振り。ギグスのパスから抜け出したハーグリーブスの決定機は決められず。ブラウンのロングフィードを受けたテベスの展開からハーグリーブスがフリーのギグスにクロスを入れたが、シュートはGKに止められた。さらに、ギグスのロングフィードからハーグリーブスがゴール前に飛び出した決定機も、戻った守備に阻まれた。しかし、これらのチャンスをすべて逸し、楽な展開に持って行けなかった。負傷を抱えて明らかに万全でないリオを、早めに引っ込めることができない。
 すると逆に、かなり微妙な判定ではあったがブラウンのタックルがPKを取られてしまう。FAカップのポーツマス戦みたい。しかし、これを外してもらい、流れを持って行かれずに済んだ。この辺りから、攻撃のペースが落ちると同時に、相手に攻め込まれる展開が増えた。それでも、しっかりゴール前のスペースを埋めて集中した守備で対抗、失点を許さない。
 そして後半中頃、ハーグリーブスのクロスからニアに飛び込んだテベスがヘッドを流し込み、ようやくこの試合の先制に成功、ほぼ勝負を付けた。これで、リオはなぜか下げなかったものの、Gネビルの復帰を祝う状況に持ち込めた(ただし中盤に入った)。終盤の、途中出場のルーニーのパスからパクのオフサイドくさい決定機は決められず。相手の攻撃を完封し、勝利で勝ち抜けを決めた。
[試合後]選手層厚く、今シーズンはコンディションをまずまずキープできている。ただ、リオは途中交代させなくて良かったのかな?
 バルセロナとの準決勝は、状況的には有利なはず。プレミア勢と当たらなかった組み合わせはラッキー。

ローマ
[試合前]2点のビハインドで厳しい状況、攻めるしかない。
 楽な展開にできなかった前戦リーグ戦から3人変更。センターバックにフアンが復帰したほか、マンシーニとピサーロが先発に戻った。第1戦では出場停止だったペロッタも先発。トッティは間に合わず。パヌッチは右サイドバックに回り、左サイドバックは引き続きカッセッティ。
[試合内容]立ち上がりから積極的に出て、早い時間帯で先制点を取って波に乗ろうとしていたはず。しかし、相手の中盤の壁に阻まれてなかなか攻め込むことができなかった。ブチニッチにボールが収まらず、フォローできないペロッタは低い位置のまま。
 それどころか、相手の攻勢が始まると、これを食い止められずに混乱に陥った。相手の中盤の流動的な動きを捕まえ切れず、次々にゴール前に走り込まれてしまう。中盤にも下がって受けるテベスを抑え込めず、自らのトッティ・システムを相手にやられているように観えた。また左サイドのスペースを使われて崩されそうになる。CKからもマークを外してシュートを許す。GKドーニのセーブやフアンのカバー等で何とか失点を免れている状態で、状況的には昨シーズンの同対戦の惨状とほとんど変わらない。
 ようやく前半中頃を過ぎた辺りから徐々にブチニッチにくさびが入るようになり、中盤がフォローできてゴール前に迫る場面が増え出した。しかし、第1戦同様に、相手の集中した守備の前にチャンスは少ない。それでも、マンシーニが仕掛けてPKをもらった絶好機が訪れたのに、これを託されたデ・ロッシが痛恨のふかし。。。後半には、途中出場のトネットのクロスから、中でデ・ロッシがつぶれてファーサイドでフリーののタッデイに流れて来たが、シュートは体を張った守備にブロックされた。
 そして後半中頃、ついにクロスからヘッドを決められ(メクセスが前に入られた?)、先に1点を失った。その後の攻撃も、ラストパスが相手の密度の濃い守備の網に引っ掛かってばかりで、なすすべなし。やはり取り返すことができず、敗退。
[試合後]2シーズン連続の厳しい結果で、トラウマになりそう。セリエAに焦点をしっかり切り替えることができるかどうか。

■ビッグチャンス
 マンチェスターU: 前半8回 後半3回 =11回(前半25分まで=8回)
 ローマ:      前半4回 後半3回 =7回(前半25分~失点=5回)

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 マンチェスターU:○ハーグリーブス(飛び出す動きができるとは思わなかった。クロスも今日は抜群。)、○テベス(くさびの確保の仕方、周りの使い方)