4月2日(水) フェネルバフチェ2 - 1チェルシー(@スカパー)

 早々に先制点をもらったチェルシーが、追加点を取り損ね、後半フェネルバフチェに流れを変えられて、よもやの逆転負け。

フェネルバフチェ
[試合前]ブラジリアン攻撃力がチェルシーの堅い守備に通じるかどうか。守備も集中し切れるかどうか。
 ギョハンが出場停止のため、右サイドバックはオンデルが先発。ロベルト・カルロス間に合わず、左サイドバックはベデルソン。古巣相手のケジュマン1トップの、4-2-3-1の布陣かな。中盤にはセルチュクではなくマルドナードが先発。
[試合内容]立ち上がりはパスをつないでペースを握ると思われたが。マルドナードのパスを(アレックス?)がつないで、ウールと入れ替わったベデルソンが、オフサイドをかいくぐってゴール前に飛び出しそうな動きもあった。
 しかし、相手ボールになった時に受け身の姿勢を見せて、流れが変わってしまった。相手にパス展開を許した上に動きにマークが付き切れず、ゴール前に侵入されてしまう。逆に前線にはボールをほとんど運べなくなり、押し込まれた。そして10分過ぎ、ベデルソンのパスミスをきっかけに起点を創られ、右サイドを崩されてクロスを送り込まれると、戻ったデイビッヂのクリアがきれいな流し込みシュートになってしまい、自殺点で痛い先制点を失った。その後も流れを押し戻すことができず、追加点すら失いそうなピンチが頻発。ミドルシュートを許してバーに直撃されたり、クロスからオンデルが後ろの相手に気付かずヘッドを許したり。それでもこの時間帯で2つ目のアウェイゴールを許さなかったのは、ツいていたか。
 ようやく30分頃から落ち着いて押し戻すようになったが、Pエリアに入る込むことができず、チャンスを創らせてもらえない。速いカウンターもできない。強引なミドルシュートが精一杯。アレックスのセットプレーを起点に、何とか可能性。ようやく後半序盤、右サイドへの展開からオンデルのクロスにアレックスが飛び込んでヘッドを合わせたが、この最初のチャンスは外れ。他方で相変わらず守備は甘く、カウンター等から危険なピンチも残っていた。
 それでも60分過ぎ、アウレリオのパスから途中出場のカジム・リチャーズが相手を出し抜いてラインの裏に抜け出すことに成功、同点に追い付くことができた。これを機に、カジム・リチャーズとオンデルによる右サイドの攻撃が活性化、流れを大きく変えて行く。そのカジム・リチャーズのクロスがファーサイドでフリーのデイビッヂに渡るが、ボレーシュートはミス。そして終盤、デイビッヂの値千金のミドルシュートが突き刺さり、なんと逆転まで持ち込んだ。
 同点直後にも決定機を許す等、怪しい守備はあったものの、終盤は無難にしのいで勝ち切った。
[試合後]またしても交代選手が得点を決め、「ジーコ・マジック」が炸裂。前半のうちに追加点を取られなかったという幸運にも恵まれたとは思うが、ホームではしぶとく勝利を重ねている。ただ、この守備では、アウェイの第2戦で持たないのは間違いないところ。どこまで無失点を保てるかどうか。

チェルシー
[試合前]堅い守備で乗り切りたいところ。
 楽をして苦しんだ前戦リーグ戦から4人変更。温存したマケレレやAコール、復帰のランパードが先発。3トップ左サイドにはカルーに代わってマルダが入った。右サイドバックには、フェレイラ使わずエッシェンを回した。古巣相手のアネルカはベンチスタートで、引き続きドログバが3トップの中央。ツェフ戻らず、GKは引き続きクディチーニ。
[試合内容]慎重な入り方だったが、徐々にボールを支配することができ、パスを回してじっくり隙をうかがう展開に持ち込めた。エッシェンの相手を釣る動きでフリーになったJコールのミドル・ループシュートは、GKに読まれた。そして、左サイドを崩しでマルダがクロスを入れると、相手のクリアがゴールに入り、自殺点ではあったが流れのままに先制点が舞い込んだ。
 その後も流れを明け渡さず、中盤を支配して押し込む展開。両サイドが機能し、チャンスに持ち込む。エッシェンのミドルシュートは、惜しくもバー直撃。前半中頃のエッシェンのクロスに、大外から中に飛び込んだドログバがヘッドを叩くが、これは外れ。さらに、パスを受けたドログバが、守備を背負いながら反転してシュートを叩くが、これは好セーブで逃げられた。しかし、チャンスはありながら、この時間帯で追加点を取って逃げることができなかった。
 30分頃から相手の攻勢を受ける時間帯が増えたが、スペースを与えず危険なエリアに入り込ませない。カウンターに対してもマケレレ等がスピードを殺す。ミドルシュートに対しても、コースに飛び込んで自由に打たせない。前半の守備はほぼ完璧。ただし後半序盤には、中盤を突破されてサイドへの展開を許し、クロスから2列目の飛込みでのヘッドを許す場面はあった。一方で、前半終盤のカウンターからバラックのパスでドログバが抜け出したり、後半のカウンターからバラックがフリーでミドルシュートを打ったり、まだ追加点のチャンスがあったのに、決めることができなかった。
 すると60分過ぎ、ラインの裏を狙うパスからAコールのマークが遅れてしまって抜け出しを許し、同点弾を決められてしまった。それでも直後に、ランパードのパスからバラックの決定機があったのに、これも決められない。相手が勢い付いて攻め手を増やすと、流れは完全に明け渡してしまった。クロスから逆サイドをフリーにした危険な場面も発生。そして終盤、寄せが甘くなってミドルシュートを打たせてしまい、逆転まで許した。
 遅れてアネルカを投入し、改めて攻撃を図るが、チャンスを創り切れなかった。むしろ焦った苛立ちが目立ち、敗れてしまった。
[試合後]結局は自殺点でもらった1点のみで、決定力に欠いて追加点を取り損ねたばっかりに、勝ち損ねた試合。途中交代のランパードのコンディションは十分でなかったのかな?これでホームの第2戦では積極的に勝ちに行かなくてはならなくなり、観る側にとっては面白い展開になった。

■ビッグチャンス
 フェネルバフチェ: 前半0回 後半5回 =5回
 チェルシー:    前半6回 後半5回 =11回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 フェネルバフチェ:○カジム・リチャーズ(流れを変えた。仕掛けて右サイドを支配。)、●ウール・ボラル(仕掛けては抜けないし、ミスも多い)
 チェルシー:○マケレレ(特に前半、肝心な所に必ず存在)、●ドログバ(動きは悪くないが、周りを使わない独りよがりのプレーで全体のリズムを崩す。直接FKまで自分で蹴り始めている。)