3月5日(水) レアル・マドリード1 - 2ローマ(@スカパー)
※2戦合計2 - 4で、ローマが準々決勝進出。

 Rマドリードが、ローマの集中した守備の前に攻めあぐね、退場者も出して失点も喫して、よもやの敗退。

Rマドリード
[試合前]ホームでしっかり逆転したいところ。
 前戦リーグ戦から4人変更。ロッペンは負傷したが、復帰したロビーニョが先発。セルヒオ・ラモスが出場停止だが、ペペが復帰しておりセンターバック、エインセは左サイドバックに回った。右サイドバックにはサルガドが先発。グティも負傷から復帰して先発。ファン・ニステルローイは間に合わなかった。4-3-3の布陣で、3トップの右サイドにはバチスタが回った。
[試合内容]最初からガンガンと攻め立てる様子なく、慎重な入り方。むしろ、相手のペースに合わせてしまって、攻撃のエンジンが掛かってこないように観える。しかも、スペースを消されてしまい、攻撃を仕掛ける隙を見つけられない。ラウールはタイトにマークされ、ロビーニョの仕掛けるスペースもない。チャンスを創れず攻めあぐねている印象。FKからは、バチスタのシュートが相手に当たってコースが変わったものの、好セーブに阻まれた。後半序盤のFKからも、バチスタが直接狙ったシュートがバー直撃。
 他方で、自陣で相手にスペースを与え、守備は意外とルーズに観える。かなり際どいミドルシュートを打たれ、ヒヤッとする場面すらあった。後半中頃にもバー直撃のシュートを打たれている。何となく、第1戦の間逆の印象。
 それでも後半が進むと、押し込む展開や、スペースのでき始めたゴール前でパスを回せる時間帯もあったが、攻撃のリズム自体は良くなく、ゴールをこじ開けることができない。後半中頃に、途中出場のドレンテのクロスがワンバウンドで流れた所を、ファーサイドでフリーのロビーニョがヘッドで押し込もうとするが、弱いシュートで決められず。
 さらに、交わされそうになってファウルを犯したペペが、2枚目のイエローで退場してしまう。しかもその直後、クロスからエインセが相手に前に入られてヘッドを許し、痛恨の失点。1点取ることさえ四苦八苦しているのに、最低でも2点が必要な状況に。
 それでもその直後、ロビーニョのパスから抜け出したラウールが決め(かなりオフサイドくさい)、即座に1点を返すことに成功。勢い付いたものの、攻撃は停滞したまま、それ以降はチャンスを創れない。逆にロスタイム、ゴール前に入れられたFKから、カンナバーロがかぶってヘッドを許し、集中の切れた守備から追加点を許して勝負あり。
[試合後]ファン・ニステルローイやロッペンの負傷、ロビーニョやグティのコンディション不良といった、選手層を揃えられないタイミングの悪さ。内容的に優っていた第1戦で、少なくても引き分けに持ち込めなかったのも痛かった。敗退するような流れだったらしい。今シーズンは総じて、リーガに比べてCLでは本領を発揮できなかった。

ローマ
[試合前]守備が耐え切れるかどうか。
 前戦リーグ戦から4人変更。温存したペロッタとデ・ロッシ、フアンのほか、出場停止だったメクセスが先発。最近精彩ないピサーロはベンチ、アクィラーニが先発。右サイドバックには、引き続き古巣相手のシシーニョ、同じくパヌッチはベンチ。
[試合内容]積極的にはプレスを掛けず、ゴール前のスペースを消した守備的な姿勢。今日は守備はまずまず集中して機能、相手にそれほどチャンスを与えずに試合を進めることができている。時折、最終ラインで起こる不用意なパスミス等(シシーニョ、トネット、メクセス)だけが気がかり。後半序盤にゴール前のFKをバーに直撃されてヒヤッ。
 その上で、マンシーニやトッティを起点としたカウンターを時折仕掛け、アクセントを付ける。シュート等で攻撃を終わろうという意識も高い。前半には、アクィラーニが立て続けに際どいシュートを放つが、1つはバー直撃、1つは好セーブに阻まれた。後半序盤には、タッデイのパスを受けたシシーニョのクロスのこぼれ球をペロッタが押し込もうとするが、GKに弾かれたシュートは守備にクリアされた。
 しかし後半途中から、中盤のスペースが開くようになり、ミドルシュートやカウンターを受ける場面も出始めた。同時に、前からプレスを掛けるようになったようにも観えた。
 そして、後半中頃にブチニッチを投入すると、試合が動き始める。早速、トネットのクロスからブチニッチがシュートを叩くが、惜しくもバー直撃。さらに左サイドからブチニッチが仕掛けたことで、相手から退場者を引き出した。その直後、トネットのクロスからタッデイが守備の前に入り込んでヘッドを合わせ、貴重な得点を挙げた。しかしその直後、オフサイドを取ってもらえずに1点を返され、あっけなく余裕がなくなる。
 人数の少ない相手に押し込まれながらも、守備の集中を切らさず対応。他方で、ブチニッチ等を使って駄目押しも狙う。終盤の3対2のカウンターのチャンスは、シシーニョがループシュートを狙って失敗。FKからフリーのタッデイにボールが渡ったが、なぜか折り返して?デ・ロッシは届かず。そしてロスタイム、FKにやはりブチニッチがヘッドで合わせ、突き放して勝ち抜けを確定させた。
[試合後]第1戦の内容とは逆の結果や、Rマドリードのチーム状態(第1戦でさんざん悩まされたロッペンが直前の負傷で壊される等)に恵まれた感はあるが、今日の試合内容は文句なしで上回っていた。2シーズン連続で準々決勝進出。

■ビッグチャンス
 Rマドリード: 前半2回 後半6回 =8回
 ローマ:    前半3回 後半6回 =9回

■好調そうな選手・調子の悪そうな選手
 Rマドリード:●ロビーニョ(コンディション十分でないのか、体のバランスが悪い)
 ローマ:○ブチニッチ(途中出場ながら試合の趨勢を決めた、積極的な仕掛け)